退院後の経過チェックのため、ドクター・ドSに会いに行ってきた。
 
ドクター・ドS 「どうですか~?」  
 
私 「めまいと体力低下が酷かったんですが、いきなり元気になりました。」
 
蜂蜜が、プロポリスが、ローヤルゼリーが・・・というようなことは西洋医学の人に言ってもスルーされるだろうから内緒。
 
手術した傷口の経過観察のため、ベッドに横になろうとすると、すかさず突っ込みが入る。
 
ドクター・ドS 「まーた、暴れてないー??」
 
 「暴れてませんよ~。おとなし~くしてますよ~」
元気になるまでおとなしくせざるを得なかった、というのが正確だけど・・・まあいいでしょう。
 
ドクター・ドS 「そうかなあ。廊下で踊ってたけどなぁ」
 
 
あれはストレッチだってば!
しかも大分前だし!
 
 
お腹を出す。看護師さんが、傷口きれいですね、と褒めてくれたけれど、ついついドクター・ドSに絡んでしまう(笑)
 
私  「先生、(傷口が)フランケンシュタインみたいになってます。」
 
ドクター・ドS  「そりゃあ、しょーがないよ。何回も言ってるけどね、来るのが遅いんだもん。腫れて、2cmの傷口じゃ(切りとった臓器を)取り出せない。
 
 
着衣を整えながら、ほら見て、と切り取った内蔵の写真を見せられた。ウインナーみたいに長細い。赤、所々、黒、薄い黄色。素人目にはこれが何かといわれても、臓器かもしれないと思う程度で、人間のものかどうかすら、さっぱりわからない。スコットランドの名物、血入りのソーセージ調理中だと言われたら信じてしまいそうだ。
 
ドクター・ドS 「ほらぁ、こんなに腫れて、ここが穴あいてて、ここに膿があるでしょ?」
 
 
・・・と言われてもですね、健全な臓器の写真すら見たことがないので、全くわからない。間抜けな質問しかでてこない。
 
 
私 「・・・普通はもっと小さいんですか?」
 
普通はこのくらいかな、と、ドクターは持っていたペンを内蔵写真にかざす。
 
 「ふーん。三分の一くらい、ってことなんですかね」
 
ドクター・ドS 「四分の一、かな」
 
私 「へーーー」
 
 
虫垂って、通常は小指第二関節~一本くらいまでのサイズらしい。4倍ってことは、確かにそれなりに大きく、なるほど外から触って判るわけだ。
 
・・・ぉっとっと、こんな会話でほかの患者さんを待たせるのは申し訳ない。さっさと診察室を出ようと思ったその時。
 
 
ドクター・ドS 「腹圧かけないようにね。運動していいけど。」
 
 
え?!?!どの程度?!
そこ、めちゃくちゃ重要!
腹筋、使わない踊りなんてない!
 
 
いつまでですか?6ヶ月くらいですか、とか、休みながらやったらいいんですか、とか、頻度の問題ですか、どっち方向の引っ張りがまずいんですか、とか具体的すぎる質問が飛び出し・・・思わずホールド姿勢をとって説明しそうになったが、自分を止めた。さすがにアホすぎる。
 
 
ドクター・ドS 「色んな解釈があるけど、基本的には、傷口は弱いの。外もくっついてるし、中も割けないように縫ってはあるけどね。でも、基本的には、腹圧かけないでほしいから、ほどほどにやってね。慢性的に。
 
 
えーーーーーー!!
ていうか、ほどほど、って何~?!
慢性的って何~!!?
 
 
 
瞬間的に、最悪、また縫ってもらえばいっか、と頭をよぎる(笑)
いかんいかん。
 
 
 
診察室を出るとき、思わず
「じゃ、また来ます」
と言いたくなったけれど、整形外科に通う老人ではないし、ましてやここはダンス教室でもない。二度と会わないで済むのがベスト!
 
 
帰宅後にこのくだりを夫に話した。
「こいつはもう何を言ってもどうせ動く、って諦めたんだろう。言うことは言った。あとは自己責任でやれ、ってことじゃないの。」
 
 
なるほど。。。そっか。
盲腸の傷口が割けたなんて聞いたことがないし、じゃあまあいっか。
 
 
というわけで、来月から試合に復帰することになりました。
来年にむけて、ぼちぼち足慣らししていこう。ぼちぼちね~。