まさか現状説明で一つ書いてしまうと思わなかったので項を改めて書き始めます。
変わったことに13時半に株主総会開始になっておりました。
株主総会へ出席したことのある方ならおかしいと思われるでしょう。普通は10時開催なのです。まぁ午後の方が料金が安いとか言い訳はあるわけですが。単に取締役候補者が別の株主総会へ出席しなければならないのでこうなったのかもしれませんけどね。
ともあれ今回の議案はそもそも
・取締役4名の選任
・石川社長
・勝村副社長(アサツーDKの本部長から転任された専任取締役、
第三者委員会で調査されていた方)
・大芝取締役(アサツーDK上席執行役員)
・石渡取締役(アサツーDK取締役執行役員・CFO)
・監査法人を才和から新日本へ変更(アサツーが新日本を使っているので連結決算上統一)
であり、親会社が80%超株式を保有しているので議案は通るから、後は質疑応答だけちゃんとこなそうという株主総会であります。
というわけで質疑応答だけ記載しておきます。
一人目
①3月で退任された根本前副社長が講談社の印税を私的流用していたのではないかと噂されているが本当か?
根本前副社長と石川社長の会社への債務が増えているがどういう用途で使われたか?
②債務超過が原因で上場廃止になってから債務が増加している。このままだと倒産の危険があるのではないか?
③アニメ業界は6月初頭のNHKクローズアップ現代でも末端が潤っていないという話があり替わっていけないと言われているが、どのような対応が行われているか?
①(勝村氏)印税を私的流用した事実は認識していない。そのような噂があれば調査を行う必要があるかと思うが、現状そのような対応を行う予定はない。借入金の使用目的は会社運営の運転資金であり、それぞれが第三者から借りてゴンゾの運転資金として使用していたということで金の出入りがある為に会社への貸付、借入の双方が発生したものと判断。ただ借入金に対する金利を認識していなかったのでその分は増加したりしている。現在は大きく変わっていない。今後の返済は計画に基づき完済していただかなければならない。
→石川社長、根本前副社長が反社会勢力から金を借りていた、事実上会社がフロント企業や箱会社として流用されていたような事実はないのか?
→(勝村氏)借入先までは実際確認していない。ゴンゾにもそういった勢力からの要請はきていない。
(石川氏)講談社からもそういったクレームは来ていない。ご心配されなくても大丈夫である。
噂そのものも初めて聞いたものなので詳細は回答できないが。
②(石川氏)上場廃止時点から債務は確かに数億円増加している。アサツーDKさんに入ってもらって事業計画を策定して確実に実行しようとしている。アサツーDKさんからも仕事の支援は受ける計画である。
→年間いくらづつ返済する計画なのか
→相手がいることなのでここでは回答できない。
③(石川氏)クリエイターに還元されないということは中長期的に業界にとっての大問題と考えており、スーパースターが業界には必要で監督や声優などその中でトップの方が相応のリターンを得るべきという信条を持っている。日本のマンガ業界がまさにそのような業界でアニメ業界でもそうなるべく作り替えていきたいと考え努力している。
→従業員の年収は業界平均の333万円を下回っているのか上回っているのか?
→374万円なので少し上回っている。
→良い会社なので安心した。
二人目
・今期の事業の柱はなにか?どう中長期的にのばしていくのか?
現在のアニメーション業界は日本というよりグローバル配信によって成り立っている。製作ビジネス環境は改善しており需要が大きく伸びたことで需要>供給となり、採算性のよい仕事が増えてきている。またアサツーDK傘下に入ったことで信用力も回復し、低リスクで収益の高いビジネスをやっていくよう昨年から仕込み始めたところである。製作スピードから言って効果が出るのは来年度以降にはなるが。来年からそういったPJがラインナップされていく。
日本は製作委員会方式でのアニメーション制作を行い権利を製作委員会への出資者が保有する為に制作側の収益性が低いという弊害があるといわれる。海外では原権利は製作者側に残るような契約形態になっている。海外において製作でリスクを負わずに権利を得ていくようなビジネス展開で(過去リスクをとって失敗したので)収益性を高めていきたい。
→過去の作品から収益が上がるという可能性は低いのか?
→それで高めていくということにもつながる。我々はライツ事業でずっとそれを行っており2006年のバジリスクでいまだに食っている。すでに発売になったストライクウィッチーズでも収益を上げており、配信で稼ぐという10年前からやっていたことが今世の中が追い付いて収益源となっている。アサツーDK傘下に入ったので今後シナジーをあげていきたい。
三人目
決算書類について 親会社に帰属する損益が100%入っているが、これはアサツーDKに所属するものなら80%超ぐらいになるのでは?
→それはゴンゾ傘下会社の親会社であるゴンゾに帰属する分という意味でありそれならば100%である。
勝村副社長はアサツーDKでの兼務業務はないのか?
→その通りである。
四人目
業績について
①2016年度の売上高が前年以前に比べて半減になっているが、何によるものか?
先の株主総会の時に過年度修正はすでに終了していたかと思うので新規に発生した原因を教えてほしい。
②2017年度の見通しについて、今回は別に記載はないが中長期的な話は先ほど伺ったものの、アサツーDKさんが親会社として50億円以上の大金を30億円の債務超過会社に投じたことから大きなのれんもあり、ゴンゾは急速に収益計上していく必要があるかと思う。我々一般株主は長期的にいいアニメを作ってくれればよいが。特に監査法人が新日本監査法人に変わるのならば、あの監査法人は東芝と富士フィルムでミソがついており(粉飾決算を見抜けなかった)、厳しく監査すること必定であり、高額買収したならば減損回避の為になんとしても収益計上が必要かと思う。短期的な事業改善方針を示してほしい。
①2016年度の減収要因としては2つ要因があり製作売上とライツ売上のうち製作売上がアキバSTRIPしかなく収益の谷間になっていた。また、売上計上基準を見直した為、製作売上の製作委員会向けの売上の未実現利益についての収益計上が認められなくなったことによる。
売上総利益はその中でも250百万円→220百万円の減少にとどまったのは売上計上方針の変更が影響している。
②2017年度についてはその通り親会社から期待を受けている立場にある。短期的にはまず黒字化、シナジーを出してそれにプラスアルファの収益向上を目指したい。昨年度は150~200百万円の親会社交代・第三者委員会対応の費用がかかったこともありそれがなくなる為、一昨年度並みの損益であれば±0、更に修正後の利益水準の20-30百万円の黒字に上乗せして利益を出していきたい。
将来のことなのではっきりしたことは言えないがご容赦いただきたい。
以上で質問終了で議案はすべて承認されました。
お土産はこれ。
概ね1時間弱で終了。こんなところでした。


