私の名前は木更津慶子(きさらづけいこ)
この春、東京都内のT女子大学を入学したばかりの学生です。
親の仕送りが少ないことで、あまり良いアパートには住めず、
学校の近くで住んで、アルバイトをしながらの生活でした。
そんなアパートでのお話です。
このアパートに住む前に私は下見に来てました。
大家さんが鍵を開けて中をみさせて頂いて
色々と見渡しました。
布団を入れるタンスを開けると
ピカッーーーーと光って
ボンヤリを私の顔が映し出されていました。
そのタンスはアルミ板で貼り付けていました。
大家さんに
「なんで、こんなの付いてるんですか?」
と聞くと、
「かなり前に腐ってしまって貼り替えたんです」
あまり地理的に詳しくない事と学校の近くだけで良いとの理由で、このアパートに決めました。
住み始めて、3週間位でしょうか、アルバイトを初め、
少しづつ学校にもなれて、友達も出来て、
楽しい学生生活が始まっていました。
今日はアルバイトが忙しくなり、帰宅が夜中になってしまいました。
ベットに横倒わり疲れで眠ろうとすると。。。。
「オギャー! オギャー! オギャー!」
タンスの向こう側から叫んできました。
「そっか~ 隣で赤ちゃんが鳴いてるんだ~ 後で挨拶に行こう」
そう思いながら深い眠りにはいりました。。。。
次の日、隣の部屋に挨拶に伺がいに行きました。
ドアを叩いても返事がありません。
「あれ~?留守なのかな?」
それから何日か伺ったのですが、返事はありません。
それでも、夜中になると赤ちゃんの泣き声がします。
夜も、伺ったのですが、電気が付いてなく、何時帰宅したのか検討が付かず
昼頃、たまたま通りすがった大家さんに聞いてみると。。。。
「隣には誰も住んでませんよ。。。。」
「!?」
私の言葉を半分無視した様子で、大家はそのまま去っていきました。
私は不思議な気持ちと不安感で頭の中が混乱してしまい
夜中に眠りにつこうとすると、また、赤ちゃんの鳴き声が聞こえます。
次第に怖くなり頭の中まで、毛布を被ってしまい、
「なんで~?なんで~? もう やめて~!!!!!」
私は、我慢をして
布団を入れるタンスをおもいっきり、「バッン!!!」音を立てながら開けました
「誰か居るの!!!!」
そこには、私の顔がボンヤリと映っていました。。。。
それ以来、赤ちゃんの泣き声は聞こえなくなりました。。。
次の日大家さんの所に行って再度聞いてみました。
「実は。。。。 赤ちゃんがタンスの中で亡くなってたんですよ。。。。」
「母親は首吊り自殺で。。。。」
「死んでから、かなり経過しましてね。赤ちゃんが腐ってしまって。。。それで、張替えたんです。。。」
私は、体が身震いをして、そのまま自分の部屋には戻れませんでした。
暫く考え、引越しを決断しました。
それなりのアパートを見つけ、引越しの準備をしている夜。。。
玄関から「トントントン」を叩いてる音がしました。
「は~い」
玄関を開けると1人の女性が立っていました。
「あの~ 私の赤ちゃん知りませんか。。。。。」