前回オリオンのFFI各試合をA~Zで評価分けしたとき

思いの外楽しかったので今回はそれを細分化してみたいと思います。

 

今回は伊那国雷門の試合に限定して評価してみます。

 

飽くまでも個人の感想です。

評価基準は中辛程度

 

【個人的アニメ評価基準】
・ストーリー ~物語が面白いかどうか~
・キャラクター ~キャラがいきいきしているか、作者の操り人形になっていないか、筋が通った言動になっているかどうか・解釈違いを起こしていないか~
・絵 ~深刻な作画崩壊を引き起こしていないか、同期の(劇場版作品を除く)作品と比べて高い水準にあるか、動きはあるかどうか、見たい絵になっているかどうか~
・声優 ~演技が物語に合っているか、頑張っているか~
・音楽 ~没入感を妨げていないか、盛り上がるものになっているか~※
・構成演出 ~物語や全体構成が破綻していないか、うまくまとまっているか~

 

※OP/EDなどの主題歌は含みませんが劇中歌が適切なら評価基準に入ります


の六つの評価基準に加えて今回は隠しパラメータとして

【隠しパラメータ 必殺技】の基準が存在します。

これはその回初登場の必殺技がどう良かったのかを基準に決めていきます

いうならば追加ボーナス評価で、たとえ上記6評価合計がマイナスであった

としても、この必殺技が良ければ総合評価が逆転することもあります。

反対に必殺技がおふざけの延長線だとマイナスに転ぶこともあります。

 

【小点数内訳】

+5 文句なしの最高

+4 準最高

+3 高い基準にある

+2 標準以上

+1 求められている標準に達している

-1 ただ単に描く必要のないもの 蛇足不要 不快感ほどではない 違和感
-2 ↑が二つ重なっている
-3 不要かつ不快感がある 違和感も見過ごせないレベルになるとここ
-4 -5に達するほどではないけど-3よりも大きいとここになる
-5 最低。不快感がかなり大きいとここ。破綻しているレベル

 

では実質初戦の美濃道三から見ていきましょう

 

 

【美濃道三】

ストーリー -3点
+2 反対側にある勝利
-5  カウンター+金雲おふざけしつこい

キャラクター -10点
-10 腰巾着とアホ(各-5)
-10 壁山のキャラがおかしい
+5 剛陣と小僧丸
+5 小僧丸のキャラ

絵+1点 レンサ・ザ・ウォールは迫力ある

声優+1点

音楽+3点 怒涛の後半に相応しい盛り上がるものになっている

構成演出 -8点
-3 試合展開に無理がある
-2 初出場チームが必殺技なしで得点するありえなさ
+2 ロングパスのトラップ練習、カウンターが生きる作戦
-5 くるくる回るおふざけギャグ演出 絶対いらない

【隠しパラメータ 必殺技】 0点
もっこり丘のモアイ -5 しね
フランケン守タイン +1 ギリギリ面白くはあった
レンサ・ザ・ウォール +3
氷の矢 +1

 

総合評価-16点

Oh...しょっぱなからこれはひどいwwwwwww

 

【御影専農】

 

ストーリー

0点 大して面白くはない


キャラクター -10点

-2 御影に対するリスペクトがない

-5 金雲のおふざけ

(-5 鬼道のキャラの格落ち)

-3 不快な寒いギャグ(作戦名、特訓描写)


絵 0点 可もなく不可もない


声優 0点


音楽 0点


構成演出 -4点

-3 美濃道三でカウンターの作戦は使ったのに対抗策はまたしてもカウンターサッカー。データサッカーの御影なのに1年前より大幅に弱体化している。

下鶴は全国エース豪炎寺とも蹴りあえるストライカーで、修練前の円堂を超えられる実力を持っているはずなのに修練前の伊那国が渡り合っているというパワーバランスの荒唐無稽さ

-1 雑で安易な得点調整


【隠しパラメータ 必殺技】

シューティングカット +1

 

総合評価-13点(-18点)

 

鬼道の格落ち発言は御影メンバーや伊那国とは

無関係で純粋な試合評価として

含むかは微妙だったので()にしておきました。

 

この試合のりかも活躍しましたよね…?

ちょっと自信ないので確認したら編集して追加しておきます

ぶっちゃけアレスの御影ってほんとに印象ないんですよね

 

+5点 のりかのキャラ、修行描写

+3点 伊那国のメンバーの絆

+3点 ウズマキ・ザ・ハンド

 

の11点を追加得点としておきます。

のりかいたなら-2点ですね

 

 

【帝国】

 

ストーリー 3点
+3 試合自体はまあまあうまい

キャラクター -19点
-3 不快眼鏡奥入
-10  不快デブ(卑怯なやつら、罪悪感)
+2  佐久間
+3  湿川
+3  影山
-3 鬼道のキャラ変がすごい
+3 風丸
+3 帝国のキャラ
-15 越えてはならない一線ギャグ しね
(このくだらないギャグに乗っかった氷浦、万作、金雲の3人を-5してます)
-2 不動の「目をギラつかせた、キモいあいつらとな!」発言
(解釈違い-1、格言に選ばれるのも意味不明-1)

絵 0点

声優+3点 湿川、佐久間、風丸、その他声優被りしている帝国キャラの演技
音楽+1点 重厚な帝国感が表現されている


構成演出 -1点

+2 展開は良いすべて影山の掌
-3 スパイク関連が無茶、帝国を不利にさせるために少々強引



【隠しパラメータ 必殺技】4点
皇帝ペンギン2ごう -5 改変
百裂ショット +3
ハイビーストファング +3
グラビティケージ +2
北極グマ2ごう +1

 

総合評価-8点

 

 

【星章(再戦)】

 

ストーリー
+5 星章周りがあつい

キャラクター 1点
+3 灰崎のキャラ
+2 有能監督と明日人
-4 恋のレッスンギャグ

絵+1点
声優+3 この回明日人が風邪声っぽくて声優さんが命削ってると思う
音楽+2 盛り上がるものになっている

構成演出 -2点
+3 初見逃げ切りの展開はうまい。持ちうる武器をすべて活用している
-5 緊張感がないこと=伊那国が持つ純真さ・穏やかさではない。

危機感がないと作戦バレするだろうが


【隠しパラメータ 必殺技】
シャイニングバード +2

 

総合評価11点

 

おお~ようやくプラス評価が出ましたね(笑)

ここまでの高得点をたたき出した要因としては

・足を引っ張るマイナス要員が少なかったこと(おふざけ、解釈違い)

・マイナスになりにくい灰崎にスポットが当たっていたこと

・敵イレブンが魅力的(星章)だったこと

が考えられますね

体力が切れたところを狙って温存していた初見の秘密兵器×2をぶつける

というのはこれまで策で戦ってきた伊那国ならではのもので

結構理にかなった戦法だと感心しています。(それすら予期できなかった鬼道は解釈違いじゃないのか、鬼道が雑に金雲の踏み台になっているんじゃないかという目線で見れなくもないですがそこまで厳しく見るつもりはありません)

とはいえわざわざ3話もかけて星章戦を引っ張る必要はなかったとは思います。

しかしたとえそれをマイナス5点と評価してもまだ総合評価6点。

プラスの地位は揺らぎません。ひえー

 


さあてお次はいよいよ全国大会です。

 

【世宇子】
ストーリー -1点
-1 単調 世宇子を全く活かせていない

キャラクター -12点
-3 キヨババアの「自分たちに勝った」が意味不明
-5 ファイアレモネード関連おふざけ
-3 肝心な時に使い物にならない監督
+2 毒のない世宇子が見たかったか、といわれると…

-3 大会初出場同士の分際で「若い」という伊那国雷門

お前ら条件は全く同じだろ 年が違うだけで何勝手に先輩風吹かせてるんだ

絵 0点

声優+3点 アフロディ、ペルセウス、ハデスに各1点
しかし印象深いペルセウスはともかくハデスは喋ったっけ…


音楽 0点

構成演出 -4点
-3 棒立ちGK
-1 負けたけど得るものがあった
二連敗した相手のセリフではない 真剣さがない

またアフロディの神のアクアを捨ててから強くなった発言に説得力がなくなっている

【隠しパラメータ 必殺技】
ゴッドノウズインパクト -2 不要な改変 いらないインパクト
天空の刃 +1

 

総合評価-15点

 

神のアクア抜き+正GK卒業を加味しても弱すぎる

まあこの試合は裏で星章VS王帝というビッグゲームが行われていたので

そっちに力を割いた結果こんなザマになってしまったんだと思われますが…

ここまでのマイナス要因としては

散々試合前に期待を上げ続けたうえであんな出来だからの裏切りで減点だと

いうことが考えられます

 

【白恋】

 

白恋
ストーリー 1点
+3 なえ周りはよくできている
-3 不要ないざこざ
-4 忍術講座ギャグ

+5 (試合前の)伊那国雷門の悩むのりかとメンバーの絆

キャラクター 0点
-5 万作
-5 吹雪アツヤの解釈違いがすごい
-2 吹雪士郎の(ry
+5 なえのキャラクター
+2 服部有能

+5 試合を通してさらに成長したのりか

絵+0点

声優+5点 なえの声優さんの演技は素晴らしい+吹雪兄弟の演じ分け

音楽+1点 盛り上がりがある

構成演出 +1点
+3 ゆきうさぎ大作戦やそれ周りは面白い
-2 前半のいざこざを描く必要があまりない


【隠しパラメータ 必殺技】
トリプルブリザード -1
ホワイトダブルインパクト -3 ウルフレジェンドを出せ+インパクト手抜き
ゴリ押し熊殺し -6(斬・縛で各-3点) ブリザードがあるから熊が殺せるんだよ

熊殺しが先にあるわけじゃないんだよタコ
忍法ガマガエル +3

 

総合評価5点

 

二度めのプラス評価です

とはいえのりかとなえがいなかったら余裕でマイナスに落ちていました

あと今更ではあるんですが

アツヤの相手を煽る癖ってアウターコードからなんですね

今思えばあの時点で

「不必要なキャラ変」+「ギャグ寄り路線」+「リアルサッカー寄りの戦術重視作風」

の大柱が見えていたんですね…

やはり新作イナイレ発表+アツヤ復活で酔っていたんだ

みんなもヴィクトリーロードの新作発表で見える違和感はすべてキチンとみていこう!

 

 


【永世】
ストーリー -23点
+3 タツヤ+ヒロト周り
-3 幼タツヤの「日本一目指そうよ」のくだりがしつこい
-3 雑な退場
-5 岩戸の不快な舞 アクシデント起こした側の態度ではない
-5 ゴッドストライカーギャグ しつこい 受けてないことをいい加減自覚しろ
-5 フラッシュダンスおふざけ ゴミ それで負傷して無駄にシリアスな展開になる
-5 ファイア出現地点予測おふざけ ゴミ

キャラクター -7点
+5 ヒロト
+3 タツヤ
-10 砂木沼 おふざけのおもちゃ扱い
-3 ウルビダ
-2 バーンもそう マスターランク勢が揃いも揃って自信と能力を大きく失っている

絵 0点

声優 +10点
+5 ヒロトに合っている
+5 タツヤの分

音楽 0点

構成演出 -5点
試合展開は過去最低
前半戦のリアルサッカー重視のパスやドリブルがくどい
失点がおかしい

演出 -3点
もっさりしすぎ

【隠しパラメータ 必殺技】
+2 ザ・エクスプロージョン
+2 流星ブレード
+2 コズミックブラスター

 

総合評価-22点

 

ぶっちぎりの最低評価。仕方ないね

世宇子から始まった「ん…?」という謎の違和感

「いやでもあれは野坂VS灰崎が素晴らしかったしそれを描く以上は仕方ない。でも次からは伊那国メインに戻るから!」

と期待した視聴者を白恋戦で「あれ…?無印リスペクトが欠片もないぞ…??」と

疑惑の念を植え付けて裏切り、

極めつけに本命中の本命であったエイリア学園組をこのザマで叩き落す。

新作イナイレは終わった。これ以下のものはない。駄作が確定した。

しかし、その後オリオンでさらにこれを下回るとは…www

タイムジャンプして当時の視聴者に教えてあげたい

 

 

【利根川】

 

ストーリー -18点
-3 サッカーがあんなに楽しかったじゃないか
似たような展開筋が通らない
+1 試合内容そのもの  
+2 盛り上がりどころを持ってきた
-3 無駄ないがみ合い しつこい。世宇子でも白恋でも散々やったろ
-5 ファイアレモネードおふざけ しつこい
-3 金雲監督の非常識描写 試合に直接関わってこないのにうざいしつこい
-2 円堂くんが敵に回すとこんなに怖いなんて×2 
風丸・大谷さんで意味の似通ったセリフを二回も繰り返す必要なし

セリフの推敲がなされていない 読者目線から見たセリフの統一を図ったほうがいい
-5 真正面から戦わない展開の不要さ  監督いないのにまたか


キャラクター 5点
-3 円堂が挑発  円堂はそんなことしない
−1 豪炎寺にも負けてねーぞ 円堂はそんなこといわない
-3 タイヤ特訓がじいちゃんではなく”サッカーと言えば”タイヤだろになっている
-2 円堂「ひらめきでやってみたが」  キャラの解釈違いがひどい
+5 道成 ギャグから脱却し、素晴らしい活躍を見せてくれた
+5 敵チーム 違和感や不快感というものがない

絵  0点 普通
声優 +5点 主将の声優は本当にすごい
音楽 +1点 立ち上がリーヨ補正
構成 +2点
+1 試合展開そのものは可もなく不可もない
+2 扱いの難しい読者募集キャラをうまく物語に組み込めたと思う
-1 キャプテンに選ばれた理由の説得力と必要性が薄い

演出(作画)-2点
-1 円堂が止めるのをあきらめたように見える 吹き飛ばしたというより手から離れた
-1 ビクトリーライン周りが弱そうに見える アレス作画全体の問題

【隠しパラメータ 必殺技】 +7点
天竜 +2
風神・雷神 +2
ビクトリーライン+3

 

総合評価 0点

 

円堂に関しては半分円堂半分解釈違いですね

じいちゃんの教えが世界で通用しなかったからといって即じいちゃんの教えを

捨てるような人間ではなかった

だがアレス円堂は祖父の存在ごと抹消されている

その証拠に

・影山関連の話題が総スルー(特に円堂)

・イナズマイレブンのイの字も存在しないことにされる

・大介ノート+コトアール+究極奥義未登場

となっている

評価基準においてマイナスになりうる要因としては

公式のキャラ無知+解釈違い & どうしても挟みたい妖怪ウォッチギャグ、社長お気に入りキャラを使っておふざけ

ぐらいなのでそれが少なくなるかそれ以上の描写があればプラスに挽回できます

 

【王帝】

ストーリー 5点

+2 灰崎×茜 範囲

+3 決着をつけた野坂

+5 野坂周り(勝ったらアレスを抜けられると鼓舞)

-5 初得点がおふざけノーマルシュート 決っしてふざけていい場面ではない

 

キャラクター -12点

-5 自我を通し二人の勝負を邪魔する明日人

-5 ご都合充電切れ監督 最後の最後まで役に立たない

+5 野坂

+3 灰崎

-5 剛陣

-5 なぜか仕事をやり切った風な強化委員の皆さん(全員大会落ち)

 

絵  0点
声優 5点 野坂
音楽 0点
構成 -2点

+1 事前に用意した策がしっかりとはまる

+3 新キャプテン明日人が提案した自分たちにとってベストな環境で特訓すること

初任でこのベスト案を出せるのはすごい

-5 王帝が全く強くない いくらデータを渡されていたとはいえ、星章を大量得点差で圧勝したチームとは思えない。アレスのスパコンが露骨に弱体化している。

ラスボスとして全く相応しくない ほとんど野坂にしか苦戦していない違和感

灰崎が全くシュート活躍していない 鬼道は合体技を完成させ剣城はアルティメットサンダーを完成させたのに灰崎だけほとんど有効活用されていない

得失点がおかしい 点の重みがない

-1 王帝が負ければアレスの優位性が失われるとのことだが、今回野坂はかなり相手が有利になるように立ち回っており、相手が強かったことの説得力がない

野坂の立ち位置が難しすぎる 自分としては戦って生きる意味を見出すことが重要で

王帝としては自分のようなものを生み出さないためにもアレスの優位性を結果で示さなければならない、しかしそれは被験者に犠牲を強いる欠陥品であることを生きたまま証明しなければならない

つまり勝ちたくても勝たない方がいい、王帝が負けなければ犠牲者を続出させてしまう

でも勝負としては真剣に戦わなければならないという

脚本初心者が手を出すべきではない領域まで踏み込んでいる

それをやるなら1クール26話という短いスパンではなく、GOのように余裕をもって

信念や葛藤を描いておくべきである


演出(作画)+0


【隠しパラメータ 必殺技】 

キングスランス +2点

スカイウォーク -5点 GOの技を無印世界線の延長で使うな

 

総合評価 -7点

 

野坂だけやたら評価甘いな~まあでも野坂は

他とは違い意味が通らないほど破綻しているキャラではないので

 

 

評価は以上となります。

まとめと勝手なランキングはこちら

 

美濃道三 -16点
御影 -2点
帝国 -8点
星章 11点
世宇子 -15点
白恋 5点
永世 -22点
利根川 0点
王帝  -7点

 

ベスト3

1位 星章 11点 👑

2位 白恋 5点

3位 利根川 0点

 

ワースト3

1位 永世 -22点 👑

2位 美濃道三 -16点

3位 世宇子 -15点

 

 

ワーストは実質2位を当てるゲームでしたが

記憶にも残らない世宇子が予想外の健闘(?)をしたのか

美濃に差し迫る僅差だというのが意外でした

おそらくここから始まったファイアレモネード弾道補正・出現地点予測・ノーマルシュートおふざけが大きく響いているのだと思われます

 

ベスト3は個人的な感覚とも大体あっているのでいいんじゃないでしょうか

白恋は間違いなくなえとのりかと服部によって救われたねw吹雪兄弟のマイナス解釈違い分を見事にプラスへフォローしてくれました

それよりマイナスが少ないはずの利根川がまさかの0でランクインという

あれは円堂の解釈違い+いないはずなのに未練がましく会場にいてギャグやった金雲

のせいとはいえなあ・・・

やはり道成一人ではカバーしきれないほどのマイナスがありましたね

 

こうして数字で見てみると不快な要素さえ抜けばまだ見れたアニメになりそうですね

まあその不快な要素って

・剛陣ファイアレモネードおふざけ

・不要ないざこざ、筋の通らない物語構成・脚本

・金雲の存在

・妖怪ウォッチライク全開のギャグ

なのでそれ抜いたらほとんどアレスじゃなくなりますね。。。

ヴィクトリーロードではどうなることやら・・・