イナイレを見てだれもが一度は考えたこと
「エイリア学園VS世界やったら世界圧勝なんでねーの」
つまりあれだけ苦労してエイリアと戦った円堂たちが
久遠からすれば吹けば飛ぶようなもの・ゴミレベルとされるので
じゃあ最初からリトルギガントないし世界連合が倒しにくればよくて
驚異の侵略者編は壮大な茶番だったのではないか
これに対して近年では
世界もエイリア学園の襲来を受けて力をつけたという説が囁かれている
たしかにエイリア編では米国のケイン大統領が来日しており
その被害を受けて世界が(特にアメリカは)関心を高めた
その研鑽の結果、あれほどのレベルにまで押しあがった
というのはまあ理解できるだろう
だがそうなると今度はもう一つの問題が浮かび上がってくる
一之瀬弱体化問題だ
一之瀬はアメリカ留学でアメリカン少年リーグに土門、西垣らとともに出場し
ディランやマークはもとよりあのテレスたちからも
その名と共に実力が知られているほどのファンタジスタだ
しかし彼らの評価と実際の一之瀬の実力を照らし合わせてみるとずいぶんと大きな隔離がある
一之瀬は復活後日本で世宇子やエイリア学園といったそうそうたるメンツと試合し
時には敗北しながら(しっかり一之瀬もボコされている)
強くなっているので本当に世界の実力が確かなのかは曖昧
ここでいくつかの説を立ててみよう
・一之瀬、交通事故のリハビリによって大きく弱体化した説
・一之瀬の実力は当時の実力、小学校(中学未満)で評価されていただけ説
・一之瀬、チームによって実力が変わるカメレオン野郎説
・リハビリ弱体化説
まず交通事故により一之瀬は本来であれば再起すら不可能なほどの状態に陥っていた
だがフェニックスの一之瀬は復活を奇跡的に果たし、以前とそう変わらないほどの力を身に着けた…
が、後遺症は消えているわけではなく
復活と同時に徐々に肉体を蝕む遅効性の猛毒もよみがえっていた
このことからサッカーはできないとまで言われた状態からの復活そのものが奇跡に等しいもので、本来の実力からは大幅に落とした状態で雷門に加入したのではないか
(その後激しい戦いでなんとかカンを取り戻していき本来評価されていたカズヤの力になったのではないか)
という説
世界未経験者とはいえ当時の国内最高クラスである鬼道すら凌ぐ才覚を見せつけた
あの力さえリハビリでレベル1程度の力にまで落ち込んでいた、となる
とはいえ鬼道の頭脳と才覚はたった1戦しただけで圧倒的に格上のジェミニの規則性を見破り突破口を導き出している(2連続で同じ試合内容になっていない)
のでこの辺は単純な弱い強いで片づけていい問題ではなさそうな気もする
一之瀬はアメリカン少年リーグを優勝に導くほどの英雄であり、
日本人ながらその圧倒的な才能で欧米の差別偏見を黙らせ
ラジオで名前が大きく報道されるほど
(アシストした西垣、土門の発言からトライペガサスを決めたのだと解釈できるし、ただ単にパスでアシストしたともとれる)
アメリカン少年リーグには化け物がいる。
不死鳥伝説ならぬこの天馬伝説が
欧米諸国にその名を轟かせる一因となったのではないか
つまり幼少期のトライペガサス>雷門ペガサスだ
だがこれにはやはり無理が生じる
そもそもそんなアメリカで渡り合ってきた土門が日本一の帝国学園にやってきたときはきつかったとこぼしているのだ
軍隊色の強い成果主義の思想と自由を愛する星条旗心が合わなかっただけともとれるが
間違いなく土門は当時の少年リーグ時代よりも成長している
それはトライペガサスを支えた西垣もまた同義である
とはいえ土門は一之瀬を追いつけない先を行っていると評しており
西垣や土門が一之瀬の力を図るうえで同じアメリカン少年リーグ優勝者として
名を連ねてよいのかというとそれは……
非常に失礼なたとえだが扱いでいえばFF優勝した目金か栗松と同じレベルだろう
確かに優勝した雷門すげえ!とはなるがそれが
円堂、豪炎寺、鬼道、染岡、風丸などの名だたるメンツと
いくら優勝した学校のチームでスタメンとはいえ
同等の扱いかといえば大半が首をひねることだろう
結局一之瀬の実力を語るうえで問題なのが
当時の一之瀬を評価するための基準がアメリカン少年リーグ優勝という経歴と
(おそらくその時に生まれたであろう)トライペガサスくらいしかない
ということに帰結するのだが...
・少年時代評価説
一之瀬が世界にその名を馳せたのは少年リーグ優勝時のみ
その『当時』を知る者から言わせれば彼は紛れもなくファンタジスタ
異名を知っているものがいてもおかしくない
が、一之瀬がFFIでアメリカ代表として入った時は
円堂らのエイリア問題がある程度解決した後の話で
円堂が久遠から「吹けば飛ぶようなレベル」、
ヒデを間近で見ておりその強さを知るルカから
「日本にはキミが見習うような選手はいない」
と称されていた代表選考試合前とそう大差ないように思われる
事実その当時の一之瀬はあのダークエンペラーズにも苦戦させられ
円堂ありき+補正でどうにかこうにか辛勝した
決して一之瀬が活躍できたものではない(闇落ち西垣にフェニックスはもう飛べない妨害される程度)
この点に関しては世界編開始時点はイナズマジャパンと同等だったが
アメリカ国内の予選大会を勝ち抜いていく度、次第にカンを取り戻し
その名声が本物であったと認識されていったと考えられる
どんだけカンを取り戻してんだ一之瀬www
PS版DQⅦじゃねえんだからさwww
・一之瀬カメレオン説
これが一番最低の説だが、同時に一番矛盾点も説明の必要もない高い説得力を持つ
完璧なおふざけ説だ
アメリカにいればアメリカレベルに引き上げられ、
日本にいれば日本レベルに格を落とす
要はそのレベルにおける高い次元に変貌する
つまり所属チームのレベルが低いとその上限も低くなってしまう
フィールドの魔術師、所属するチームによって変幻自在に姿を変え、
人々の印象さえ変えてしまうこの男には相応しい異名かもしれない
おまけ
・当時の世界全部弱い説(現代最強更新説)
いわゆる少年漫画論、インフレ説だ
一之瀬はそのまま強くなっており、
世宇子>>>>>>>>>>>>>>>>>当時の世界
で
エイリア>>>>>>>>>>>>>>優勝雷門>世宇子>>>当時の世界
ということだ
なのでアメリカがいても対抗できないが
章クリアに伴い世界がめきめきと頭角を現し、FFI開催時には
非常にレベルの高い選手たちが出そろったというわけだ
まあインフレありきのバトル作品に
こういう突っ込みを入れるだけ野暮な気もするが…
こういうの考えているときが一番楽しいかもしれない!