【2023/04/07 修正

3値の説明に誤りがあったので修正しました

種族値→個体値

種族値・ポケモンの種族ごとに決められた値のこと 変えられない

個体値・ポケモンの個体によって決まる0〜31までの値。0と31では最終ステータスの値が大きく異なる】



おはこんハロチャオ!!!


今回はポケモンSVに於ける効率の良い金策、そしてそのポケモンについて説明したいと思います。


まず前提として
・ストーリーを全てクリア済みであり、且つクリア後のストーリーである学園最強大会を解禁済みである(2周目ジムリーダーを全て撃破済み)

・採用ポケモンは全て6V相当の能力値でこうげき・とくこうなどの攻撃能力に努力値を252にまで振っており更に性格補正による攻撃能力値を限界まで高めたLv100ポケモンであること

の2点がございます。


今作は銀の王冠が店売りされているということもあり、数々のドーピングアイテム・性格ミント・王冠や競りなどお金を必要とされるケースが過去作以上に多々あります(競りはLPではダメ)。
そこでAボタンを連射しているだけで確実に10000円以上を稼げるこの学園最強大会が最も効率の良い金策手段として挙げられています。

ただし、注意点はSVの仕様としてこれまで存在していたバトルにおける「入れ替え・勝ち抜き」が設定から削除されていることです。
つまりどういうことかというとポケモンを2体以上所持している場合、相手ポケモンを1体倒していくたびに毎回毎回「入れ替えますか?」と問われることである。これでは試合テンポも落ちる上にA連射は活用できないという訳です。

そんなわけで使えるポケモンは手持ちのたった1体のみです。
また持たせられるアイテムも御守り小判が推奨されていますが、当記事では後述の理由からそれらの採用は見送らせていただいています。

①採用ポケモン

ハバタクカミ
タイプ・ゴースト/フェアリー
特性・こだいかっせい
種族値(H55-A55-B55-C135-D135-S135)
※補足 HはHP,Aはこうげき,Bはぼうぎょ,Cはとくこう,Dはとくぼう,Sはすばやさの略称です。







ハバタクカミとはスカーレット版限定のパラドックスポケモンです。エリアゼロの第三観測ユニットから行く洞窟内や地下などに生息しています。
ヴァイオレット版のプレイヤーはスカーレット版のプレイヤーと通信交換をするか、ユニオンサークルで相手の画面に出現したハバタクカミを捕獲することで仲間にできます。
ヴァイオレット版の方はTwitterなり掲示板なりでテツノカイナなどのヴァイオレット版限定のポケモンと交換を募ってみてください。多分応じてくれるはずです。
テツノカイナはテツノカイナでレイドに於いて強力なポケモンである為、レア度は対等であると言ってもいいかもしれません。なんならエリアゼロにいけばいつでも捕まえられますし。さてこのハバタクカミですがまず種族値を見てもらえばお分かりいただけますようにHPこうげきぼうぎょの3値が55でそれ以外が135と極端に偏った値になっています。
これによってハバタクカミはフェアリー特殊アタッカーに適性があると言えるでしょう。

学園最強大会では物理アタッカーではなく特殊アタッカーが推奨されます。

なぜかというとキハダ先生の2バージョンケンタロスによるいかく2連打や最初に選んだポケモンによっては手持ちに入るクラベル校長のギャラドスによるいかく、ジニア先生の先発ウインディによるいかく……etcなどほぼ高確率でいかくもちのポケモンと相対してしまうからです。

つまり物理アタッカーでは攻撃ランクを1段階下げられたままの状態で戦闘を強いられる訳です。
2体以上ポケモンを所持していれば入れ替えることで能力ランク低下はリセットできますが、今回説明する金策でそれは不可能です。
仮に今後何らかの間違いでアップデートが入り、勝ち抜き制が復活して手持ち2体以上でA連射パが組めたとしても、そもそも入れ替えてる時間が無駄だし被弾のリスクがある分やはり物理採用は難しいです。

では今作からの新登場アイテム「クリアチャーム」を持たせていればいいかというと、結論から言っても物理アタッカーだけで火力アイテムなしの一発突破は不可能です。何かしら生き残られてしまい、あちらからの攻撃を受けてしまう。そしてそれなら確定数の少なめで済む特殊アタッカーでいいだろう、こういう話です。

というわけでこのいかくを物ともしない特殊アタッカーに白羽の矢が立つということです。

次に特殊わざのうち多くのポケモン相手に有利が取れるのがフェアリーです。フェアリーは完全に無効化されることのないタイプです。

また選出が多く、元の種族値受けに加えてタイプ相性の通りが悪めな強いドラゴンタイプには効果抜群の二倍ダメージを与えられ、さらにあちらのドラゴンタイプの技は全て無効という優秀さがあります。

逆にノーマル・かくとう・じめん・ドラゴン・どく・でんき・ゴーストそして特性によって無効化されるみず・ほのお は非推奨となります。
そして悲しいことにこれらの無効化されるタイプにばかり(?)威力100〜150技が集中しているのが事実です。
(もっといえばそれらのほとんどが物理技という徹底ぶり)

これらを除いた技のうち等倍以上もしくは半減でも強引に削り倒すことができるのが特殊フェアリー技です。
それらを一致で扱えて高火力を叩き出すことができるポケモン(の中でも特に適性がある)というのがニンフィアとハバタクカミというわけです。

ではなぜニンフィアではないのか。

多くの攻略サイトや動画ではニンフィアの方が推奨されています。
ニンフィアには隠れ特性のフェアリースキンによりノーマル技をフェアリータイプの技に変えて更に威力が1.2倍になるという非常に強力な武器があります。
ニンフィア採用のポイントとしては他にも物理耐久がハバタクカミよりも高いという点が予想されます。ハバタクカミはゴーストとフェアリーの複合であるため、ふいうちなどを弱点で受けてしまい急所もあるため単フェアリータイプのニンフィアよりも倒されやすいという欠点があります。

しかしこれらの採用基準は全て一貫して持ち物が御守り小判であればの話です。
そしてその御守り小判持ちニンフィアでも覆せない事故要因が存在します。


①-②事故要因について

具体的に言えばレホール先生の手持ちにあるネオラントのすいすい+冷凍ビームによる凍りつきorエアスラッシュ怯みです。
今作では天気が常に一定ではなく、試合ごとに変わることがあります。
この時、試合中ちょうど雨になりレホール先生とマッチしてしまえばネオラントのすばやさは特性によって2倍、つまり272となります。
これではボタンのサンダースS調整がどうとかいう話ではなくなります。

すばやさを上回られるだけならまだしもこの最悪の技構成。冷凍ビームで凍ったが最期、その試合は勝てなくなりポケモンセンター前でひたすら延々とAボタンを連打している状態となってしまいます。これが最悪の事故要因です。

そしてニンフィアはどう頑張ってもすばやさですいすいネオラントの上を行けません。こだわりスカーフを使えば話は別ですが、そうなると今度は小判が使えなくなり一周あたりのお金に差が生まれてしまいます。またそうするくらいなら火力アップアイテムを持ってきたほうが倒せる相手が増える為結果的に安定します。
が、ニンフィアではこの事故要因を超える手段が非常に乏しいため当記事ではハバタクカミを推奨しているというわけです。

ハバタクカミのすばやさは性格無補正Lv100で306、下がる性格でも275と十分過ぎるほどです。
(個体値は31[V]前提です)
すばやさに努力値を割かなくて良い分、耐久を高めることができます。
最も硬くなるのはHとBに126振った時です。
H252、B252では耐えられる回数が減る為やや勿体ないです。
ハバタクカミの特殊耐久はニンフィアよりも群を抜いて高いので振る必要はありません。
一致シャドーボールを弱点だろうが急所だろうが余裕で受けられます。
とりあえず性格ひかえめでとくこうに努力値252マックス振り切るだけでも構いません。
努力値(きそポイント)は学園内(や各地にある)ラッキーズでキトサンやインドメタシンなどのドリンクを与えることで増やせます。
1つにつき10ほど増えるので252振るには26個買うといいです。

②持ち物について
こだわりメガネ確定です。
こだわりメガネは同じ技しか出せなくなる代わりにとくこうが1.5倍になるアイテムで、A連打とは最も相性が良いアイテムです。この際、お守り小判は持たせられなくなるので大量入手には向きませんが確実に1日放置で600〜700万近くのお金を稼ぐことができます。


③技について
ムーンフォース一択です。
ムーンフォースは威力95のフェアリー技です。
PPを念のため増やしておきましょう。
金策にしか使わないのであればこれ以外の技を全て忘れさせてしまって構いません。
必ず一番上に設定しておきましょう。


④1周あたりにかかる時間
大体12分前後です。
また、長期間放置して試合しているとほぼ確実に謎の遅延が発生して上記の時間より遅くなります。テラスタル演出が簡略化され始めたり、相手のテラスタルボールが消えたりポケモンが埋まり始めたらこの兆候になります。が、試合はフリーズやエラー落ちせず進められるので安心しましょう。保険も兼ねて一日放置し終えたら一度セーブしてソフトリセットしてから始めましょう。


⑤出現ポケモンについて
・全てのポケモンに性格補正はありません。
・最後のポケモン以外全て個体値20です。
・最後のポケモンは一律全ての個体値が25でHPのみ努力値252が振り切られています。

出現トレーナーは3回戦までは
ジニア、キハダ、タイム、セイジ、サワロ、レホール、ミモザ、ペパー、ボタン
の9人の中から選抜され、1度の周回で同じ相手は絶対に抽選されません。
例として一戦目でペパーが登場したらその周回ではもうペパーは登場しない。つぎの8人の中から選ばれる

そして最後の決勝戦では
オモダカ、ネモ、クラベル、ハッサク
の4人の中から1人が選ばれます。
これらは全てランダムです。

教師陣は1〜5体目までのポケモンがLv65で最後のポケモンが66固定です。
ペパー、ボタン/オモダカ、ネモに関しては
ペパーが67〜68、ボタンとオモダカが69〜70、ネモが71〜72です。


⑥確定1発で落とせないポケモンに関して

・ネモ/クラベルのラウドボーン(最初にクワッス・ニャオハ選択)
・タイムのセキタンザン
・ミモザのドヒドイデ
となります。



以下詳細なダメージ計算データです。


セキタンザン
229〜270(乱数一発99.1%〜116.8%)

ドヒドイデ
148〜175(確定二発74.0〜87.5%)
急所一発223〜263

ラウドボーン(クラベル)
258〜303(乱数一発95.2〜111.8%)

ラウドボーン(ネモ)
236〜278(確定二発80.0〜94.2%)


⑦被ダメージについて
・全てHP・防御・特防無振りで計算
・確定でない場合受けるダメージ/覚えている技の中で使われる可能性のある先制技(AIの優先順位はかなり低め?)

ネモのラウドボーン炎テラスシャドーボール
74〜90(乱数三発)
114〜134(急所乱数二発)

ネモのラウドボーン炎テラスフレアソング
もうか込み
74〜88(確定四発)
112〜132(急所乱数二発)

ルガルガンのアクセルロック
39〜46
58〜69(急所)

クラベルのラウドボーン炎テラスシャドーボール
66〜78
98〜116(急所)

クラベルのラウドボーン炎テラスフレアソング
64〜76
96〜114(急所)

ユキノオーのこおりのつぶて
28〜34
42〜51(急所)

タイムのセキタンザンのヘビーボンバー
96〜114
144〜170(急所)

ルガルガンのアクセルロック
33〜40
51〜60(急所)

ミモザのドヒドイデの毒テラスアクアブレイク
43〜52
66〜78(急所)

オニゴーリのこおりのつぶて
25〜30
37〜45(急所)

レホールのハッサムのバレットパンチ
114〜134
168〜200(急所)

ゲンガーゴーストテラス ふいうち
25〜30
38〜45(急所)

セイジのドンカラスのふいうち
63〜75
94〜112(急所)

グレイシアのこおりのつぶて
19〜24
30〜36(急所)

キハダのタイレーツのであいがしら
11〜13
16〜19(急所)

こんなもんですかね。
無振りの場合で
全部急所引いたとしてもギリギリ耐えます。
とはいえやはり危ないので最低でもHと防御には振っておきたいです。

新たにロム始める方はスカーレット購入で最初にホゲータを選べば大分安定すると思います。

ちょっと金策とはずれますが
ホゲータを選んでおけば最終ジムが氷なのでLv50付近のホゲータで(以降のジムも含めて)一網打尽に出来、そこからLv100のポケモンを連れてくるといったプレイもできるようになるのでオススメです。

ただホゲータの欠点は進化後含めてすばやさが足りないので、特にニャオハを選んでいた人は先手を取られることが多く感じると思います。

ちなみに私はニャオハを選択しましたが特に周回において困ったことはありません。

なので、ホゲータを選ばなかった・バイオレットを購入した層でもとりあえず金策を進める上での問題はないです。

若干やりやすくなるだけです。