調査日誌515日目(通算1398日目) -末森村の在郷給人- | 浪江町大字誌編纂調査日誌

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旧「『大字誌浪江町権現堂』編さん室、調査日誌」のブログ。2021年3月12日より『大字誌 浪江町権現堂』(仮)を刊行すべく活動をはじめました。2023年11月1日より町域全体の調査・研究のため新装オープン。

2025年4月3日。

 

西村慎太郎です。

大字末森の香取神社の棟札を見てきましたが、在郷給人としてどのような人びとがいるか、確認してみたいと思います。典拠として『奥相志』(東京大学史料編纂所蔵写本4141.26-20。原本は相馬市指定文化財)です。

 

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渡部喜右衛門〈寛永中采地廿二石〉 渡部助三郎〈明暦中四石〉

 

渡部助三郎〈安永中廿石〉 渡部庄左衛門〈安永中九石〉 渡部庄八〈安永中七石〉 佐藤作右衛門〈安永中郷士五石〉

 

渡部綱右衛門〈廿二石〉 渡部喜右衛門〈十四石〉 渡部庄次右衛門〈五石〉

右三人文久二壬戌年所記之給人也、

 

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渡部姓の在郷給人と佐藤姓の郷士が確認できます。残念ながら家系がどのようにつながっているかは現段階では不明。追って、『衆臣家譜』で検討してみたいと思います。