調査日誌175日目 -北幾世橋の延命寺②- | 『大字誌 浪江町○○』調査日誌

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旧「『大字誌浪江町権現堂』編さん室、調査日誌」のブログ。2021年3月12日より『大字誌 浪江町権現堂』(仮)を刊行すべく活動をはじめました。2023年11月1日より町域全体の調査・研究のため新装オープン。

2024年4月24日。

 

ここのところ旧北幾世橋村内の寺社や祠について『奥相志』(東京大学史料編纂所蔵写本4141.26-20。原本は相馬市指定文化財)から検証しています。

 

前回は大字北幾世橋字荒井の延命寺付近まで行ったことを書きましたので、『奥相志』から延命寺を見てみたいと思います。

 

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熊野山延命寺 在荒井、方今合于大聖寺、

當山由緒未詳、大熊野・小熊野二祠別當院也、

寺境有地蔵堂〈方二間〉・薬師堂〈方一間〉、

 

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延命寺については2010年の住宅地図にも掲載されていますが、今回確認のために行ったところ、寺院というよりも堂宇というイメージでして、おそらく地蔵堂ないしは薬師堂だと思われます。

 

また、以前のブログでも記しました通り、泉田八景のふたつである大熊野・小熊野の別当でした。