調査日誌40日目 -奥相三十三観音第十八番札所 来福寺観音堂(長田観音堂)- | 『大字誌 浪江町○○』調査日誌

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旧「『大字誌浪江町権現堂』編さん室、調査日誌」のブログ。2021年3月12日より『大字誌 浪江町権現堂』(仮)を刊行すべく活動をはじめました。2023年11月1日より町域全体の調査・研究のため新装オープン。

2023年12月10日。

 

西村慎太郎です。浪江町域の奥相三十三観音札所を検証しています。

一次資料として『奥相志』(東京大学史料編纂所蔵写本4141.26-20。原本は相馬氏指定文化財)からの検証です。

 

 

本日は第十八番札所の来福寺観音堂(長田観音堂)。

 

以下、『奥相志』の記事です。

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聖観音堂〈方二間〉 在来福寺趾、縁日七月八日、別当来福寺、尊像光趺共ニ三尺、徳一大師作、相馬封内三十三所第十八番順礼處、歌曰、

三十あまりみつのミてらに身をよせてみのりの声を耳にふれなん 雲泉

 

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南幾世橋村(現在の浪江町幾世橋)字辻にあった来福寺趾に安置された観音堂です。来福寺は大聖寺に合院されています。現在では字長田の人びとに管理されている堂宇で、「長田観音堂」と呼ばれているようです。まだ行ったことないので、来月伺いたいと思います🤩