シンプルに軽やかに生きていけたら、と いつも思う。
大した問題でもないのに、重く受け止め過ぎて
勝手に混乱し自分で自分の首を絞めてしまう。
心底イヤになってしまうけれど、
他の誰かに生まれ変わることなど出来ないし
どんなに突き放しても離れられないのだから
精一杯支えていくしかないと思っている。
それなら、叱って泣かせ改めるよりも
「大丈夫だよ 頑張ろう」と頭を撫でながら励ます方が、
立ち直りも早いだろうし、気負わずに次に挑める気がする。
昨夜は、湯に浸かりながら しばらくそんなことを考えていた。
汗だか涙だか分からないものが雫になって、止め処なく落ちていた。
その滴る弱々しい音だけが聞こえていた。