慰めの夕陽 | 雨音..日々綴ル...

雨音..日々綴ル...

頭 の 中 に 彷 徨 う 言 葉 た ち 。 徒 然 な る 想 い を 曝 け 出 す...わ た し の 居 場 所


何か行動をおこしていないと


益々深みに嵌って苦しくなりそうだったので


公園に体を動かしに出掛けた。


音楽を聴きながら、


なるべく無心になって ひたすら走る。


どうにもならなくて暴れたくなると、


時折こうやって体のみを疲れさせる。


少し経って体が柔らかくなってきた頃、


挙動不審な怪しげな男の人が


自転車で跡を付けてきていることに気付いた。


本当に物好きな人がいるものだなと思う。


怖くてその後走る気にもなれなかったし、


なんだか悔しくて苛々した。


追ってこられないように、


階段を上がって高い所へ回ってから帰ることにした。


お巡りさんに助けを求める程のことでもないし、


今後一人であの公園へ行くのはやめる。


何度も後ろを振り向きながら帰宅。


悪戯心で不安を植え付けるなんて卑劣だ。



忘れることにする。


一応、体が疲れたことは確かだけれど


気持ちまでも疲れて苦笑い。


でも夕陽は綺麗だった。


怒っているかのように燃えていた。


自分の心の色を見た気がした。