父親が単身赴任してた頃、
そんなに遠くない距離に暮らしてたから
朝の通学時、
出勤する父親を駅で偶然見掛けたことがある
普段見る姿とは別人のようだった
顔付きが違った
何かが圧倒された‥
その父がもう少しで定年を迎える
想像もできないような厳しい社会で、
40年近く働いてきたんだ
どんな辛いことがあっただろう、
どんな苦しい想いをしてきただろう
目を覚ます頃にはもういなくて、
寝る時間にはまだ帰宅もしてないのが日常だった
自分達の為にどれ程の苦労を重ねてきたのだろう
その見返りに私はいくつの喜びを与えてあげられたのか
強い人だっていつも思ってた、今でもそう感じる
こんな日記書いてるだけで、
涙浮かべてちゃってるようなのが娘なのにね
「お疲れ様」
ここで言っても意味ないよね、うん
私、口下手だからさ
おやすみなさい..