時は移りゆく | 雨音..日々綴ル...

雨音..日々綴ル...

頭 の 中 に 彷 徨 う 言 葉 た ち 。 徒 然 な る 想 い を 曝 け 出 す...わ た し の 居 場 所

うちは転勤族だった



アパートを転々としていたから

実家と呼べるものはないけど


敢えて挙げるなら、

今の場所へ越す前に住んでいた家だ



元々は祖父母の家で、

今までで1番長く過ごした所



私にとってあの家は、言

葉では言い表せない程の思い出がある


ほとんどが辛い思い出と言っても間違いではない



あの場所がそうさせたのではなく、

自分が暗闇の入口に立ったのと、

この土地へ来た時期が重なっただけ



運命だとかは信じないから、

何の巡り合わせでこのような道を

歩かなければならなかったのかなんてことは考えたりしない


その家がもうすぐ取り壊されることになった


なんとも言えない気持ち


あの場所が更地になる..



その時が来たら見に行こうと思う


真っ平らな土の上にしっかりと足をつけて、

大好きな空を見上げるんだ


意味が有るか無いかなんてどうでもいい


それで「ありがとう」って心で言えたなら私の勝ち



めちゃくちゃだって笑われたとしても

自分の方程式は失ってはいけない







※りんごを貰いました


あまりに綺麗なので鑑賞してます


皮も剥かずに平らげたら、

未知の生物になってしまいそう



「もしかして魔法のリンゴでも噛ったんじゃないかと思うくらい、

深くてひたむきな眠りだった」…

いつか見掛けたこんな一節を思い起こさせる