聖夜 | 雨音..日々綴ル...

雨音..日々綴ル...

頭 の 中 に 彷 徨 う 言 葉 た ち 。 徒 然 な る 想 い を 曝 け 出 す...わ た し の 居 場 所

クリスマスソングが流れる煌びやかな街角で



お菓子が詰まってるブーツがたくさん並んでたよ



懐かしいね



もちろん本物のブーツじゃないけどさ



小さい頃に親におねだりして

何度か買ってもらったのを覚えてる



中に詰まってるお菓子よりも、

あのブーツの方が嬉しくてね



何度も履こうとして足を入れたんだ



でもね、

悲しいことにあのブーツは履けなかった



足首のところまでしか空洞じゃないのさ



バレリーナみたいに爪先立ちになりながら

必死に歩いてみた幼き自分



☆☆☆



履けないブーツの秘密を知っても、



枕元にあったサンタクロースからの手紙が

お兄ちゃんの文字だと気付いても、



この季節に切なさを感じてしまう大人になった今でも、



私はやっぱりクリスマスが好き



鈴の音を聞き逃さぬように



あなたのSOSを聞き逃さぬように



私はいつでも耳をすましている..