豪雨災害から19日

 

あいかわらず、床下や道路に蓄積された土砂撤去作業は

先の見えない作業の繰り返し

 

弱音を吐いていいなら吐きたい

吐いて楽になるのなら、いくらでも

 

でも、どうにも現状はかわらないし

お腹もすくし、眠たくもなる

生きている

 

やるしかいない

 

ない、のだけど・・・・・

 

 

あの日、豪雨から夜が明けた7月7日

世の中は七夕

あの日私のまわり一体

たくさんのひとたちが、一瞬にして「被災者」となった

 

ほんと、考えたことがなかった

東日本大震災のとき、寄り添うことしかできなかった

遠く離れたこの場所から

繋がり続けることしかできなかった

それでもいい、それが何よりも救いなんだよって

いつも繋がり続けてきた「被災者」さんたちが

いつもいつも言っていた

 

 

わたしに何ができるだろう

 

 

あれから10年もたたずして

今度は私が被災者となった

 

あのときの被災者さんたちが

今度は私たちに寄り添ってくれている

 

震災と豪雨災害

種類はちがえど、困ること、つらいこと、そして心の暗闇

とてもよく似ていることに気づいた

そして、先の被災者さんたちは

私たちの前を行き、心を誘導してくれる

 

 

被災するというのは

物も人も環境も時間も

一瞬にしてなくなってしまう

 

そして何よりも、心がどん底になる

今こうしてブログをかけていること

ご飯をたべていること

お風呂に入れていること

 

すべてが絞り出した力でなんとかやっている

そんな状態

 

人としてこれまで当たり前にしていたことすべて

どれも贅沢で当たり前でもなくすごく裕福であったこと

 

今までが当たり前じゃなかったと思う感謝と

今そこに自分がたっていない悲しさの狭間で

結構、かなり

つらかったりする

 

 

そんな状態に、寄り添ってくれる

これが実は、すごくすごく救われる

 

被災するというのは、当たり前がなくなる

当たり前が継続できているところから

振り落とされた気分

切り離された気分になってしまう

 

だからこそ、寄り添ってもらうのって

すごく温かい

がんばろうって

本気で思える

 

どうか、寄り添ってください

 

それは忘れないでほしい

今も苦しい被災地を

 

気にかけてもらえることが

何よりも支援になるんです