豪雨災害から2週間がたった

 

まだまだ大変な地域と

ずいぶん回復した地域との差はあるけれど

いろんな「今」必要なものだったり

見えてきた問題だったリ

少しずつ冷静な心がもどってはきているのかな

 

とはいえ、まだ恐怖は消えない

この酷暑

本当なら、毎年この時期

どんなに晴れ予報でも夕立がある

 

今はそれさえ、どうか降ってくれるな

そればかり考えている

 

まだ足りない

まだ時間が足りない

もう少しどうにかなるまで、降ってはいけない

 

雨がこんなにも恐怖へとかわるとは

思ってもいなかった

 

 

そんななかですごく感じたコト

 

手放せないの

 

沢山思い出がつまった家や地域

見慣れた景色に友人や親族

 

どんなに被害にあっても

どれだけ危ないと言われても

先祖代々のこの場所を手放すことができない

離れるという選択ができない

 

どうにかして、もう一度

幸せに暮らしていた景色を戻したい

 

目で見えるものだけではないけれど

いつもの玄関

いつもの食卓

いつもの椅子

いつもの時計

何でもないものすべてに思い出があまりにも詰まりすぎて

手放すことで、自身のなにかまでも

はぎとられるような感覚になってしまう

 

 

でもすごく思った

思えてきた

 

 

すべてすべては脳裏に焼き付け

手放す勇気 未来に進むために

今までありがとうで手放す心が

大切かもしれない

必要な気がする

 

 

あきらめるんじゃない

向き合うんだ

自然と向き合って

これからも共存していくために

今この瞬間から

あの日から

区切りをつけないといけない

 

 

どんなに戻したくても戻せない家

それでもどうにかしたいし戻したいし手放したくないのは

ありすぎるから

思い出が沢山ありすぎるから

思い出はあればあるほどよかった

でも今は辛すぎる

 

だからこそ

こんどから

 

これからの人生

 

もっと身軽でありたい

何もない今

生きることができている

食べて飲んで寝て

何もなくても

心は悲しく辛くても

生きていることができている

 

 

今まで身に着けて囲ってためて集めて置いてきたものは

本当に必要なものだったのか

 

本当に必要なものって

両手でつかめるほどで十分だとあらためて思えた

 

ありすぎるから

幸せも分散させすぎたから

失ってしまったとき

なかなか立ち上がることなんてできない

 

まだ十分に立ち上がりはできなくても

これからは身軽にもっとシンプルに

生きていけると思う

 

今はとりあえずここから這い上がろう

ゆっくりでも絶対這い上がろう

 

そしてシンプルに

生きるのに必要なものはそんなにない

幸せになるためのものなんていらない

幸せはもうずっとある

ものじゃない

だから大丈夫

今ゼロだから

大丈夫