怒涛の2023年の振り返り第4弾(笑)
最後を締めくくるのは、新お達者クラブに入会予定の「リキアイサイレンス」さんです。
実はリキアイさん、あの偉大なるサンデーサイレンスの直仔なんです!
いつの間にか競技馬調教の馬になって競技に行きまくり、そのあとはリースの対象馬になったので、一般会員の私には全く乗る機会がなかったのですが、高齢になったためリース対象から外れ、今年の春くらいから会友馬となっていました。
そんなリキアイさん。
ひょんなことから、今年の秋の部内競技のためにコンビを組む事となり、1ヶ月ほど一緒に練習することになりました。
アルフィさんが居なくなって、ベーシッククラスの部内競技に参加する事もできなくなってしまったので、どうしようかなぁ・・・とぼんやり考えていたある日。
たまたま休みだった日に乗りに行って、なぜか夕方の初級馬場とかうっかり出てしまったら、見事にプライベートレッスン(笑)
選定で当たったのがリキアイサイレンスだったのですが、
これがもー、歩様がガタガタで
右手前なんて、
「え?これハコウしてない??大丈夫??」
と心配になるくらいに、ガッタガタ
リースまでしていた馬なのに、こんな状態悪くなるなんて可哀想すぎる
プライベート状態だったので、先生も「とりあえず最初は好きに乗ってOKですよ!身体がほぐれてきたら、レッスン始めましょう」と言ってくれたので、とにかくリズムを大事にリラックス。常歩→速歩→常歩の移行を繰り返して、反応を確かめてバランスを徐々に後肢に。
できたら褒めて、馬に自信を持ってもらい、兎に角ハミに出てきてもらう。
先生は「躓くことが多いから、それだけは本当に気をつけて(涙)」と言って注意喚起してくれましたが、どうやら躓きで頻繁に会員さんを落としているらしい。
確かに危ない時があるかも・・・。
それもで歩様がいくらかマシになってきたので、先生の指示で図形運動をしながら整えて、大分いい感じになってきました。
初級馬場だったので駈歩はできなかったのですが、一人だし経路っぽいのやりましょうかという話しになって、初めて2課目Cを踏んでみることに。
そうしたらリキアイさん、しばらくして自分が経路を踏んでいることに気がついたらしく、物凄い前向きな歩様で「俺について来い!」と言わんばかりにグイグイとハミに出てくるではありませんか。
お爺ちゃん凄いじゃない!
ジールもアルフィさんもこんなことする馬じゃないので(笑)久しぶりに
「あ〜知っている馬っていいなぁ」
と感動しましたww
結局これがきっかけでリキアイに乗ることになったのですが、いやー競技って難しいですね。
練習では大分いい感じに仕上がったと思ったのですが、当日の待機馬場で楽しく乗り過ぎちゃったんですかね。
本番でお爺ちゃん大ハッスルで、鼻息荒く、全然止まりまシェーン状態になってしまう大誤算!!
(私も初っ端から経路間違えそうになったけど)
おかしい。
あまりやり過ぎないように、最後常歩を長めにして、リラックスさせておいたつもりだったのに。
こんなに元気なら、もっとゴリゴリに削っておくべきだったのか・・・。
そもそも待機馬場では全然動かないと聞いていたのに、この無尽蔵のやる気スイッチはどこに隠されていたのか。
悶々としている私の横で、ある程度スッキリしたのか、次の会員さんの時は妙にリラックスして、いい感じで周っているリキアイさん。
しばし凹む。
こればかりは経験が足りないので、仕方ないとはいえ、今後待機馬場での乗り方を考えされられる部内競技でした。
でも馬場を知っている馬に乗るのは、とにかく楽しいです!
楽しくて調子に乗っちゃうのがいけないんでしょうか。
クラブの中で「動かない、重い、わがまま」では5本の指に入るであろう2頭が心の愛馬だった私にしてみれば、リキアイさんはとても物分かりの良いお爺ちゃんで、1万倍くらい乗りやすいから、ついつい楽しく動かしちゃうのよね
年齢と腰のことがなければ、競技に一緒に行きたかったなぁ。
今年リキアイの騎乗が最後のレッスンで、初めてちゃんとシンプルチェンジができた時の気持ち良さ、今度は競技で味わってみたいな。
ちゃんと準備して、ちゃんと姿勢を整えて、拳を軽く握って動きを止めただけで、スッと常歩に落ちたシンプルチェンジ。
これが正解だと教えてくれる馬に出会えるのは本当にありがたいです。
あ〜来年も頑張ろう。
ではでは皆様、良いお年を!
来年こそ、継続して更新できたらと思いますので、どうぞよろしくお願いします