去年、ちらっとイラン人の患者さんたちの話を書いたけど、覚えてます?
http://ameblo.jp/nami735/entry-11120403661.html
新しいクリニックに移って、また違うイラン人女性(70代)の新規患者さんが、いらした。
最初にうちに来られたとき、なんだかぷんぷんしていて、もうすでにほかの同僚が帰ったあとにやってきて「電話であんたが、保険のカードとか持って来いっていうから、来てやったぞ」的な態度だったから、あー、またむずかしい患者さんかも、と思っていた。
診断は、肩と首の痛みと、手のしびれ。
初診で診て、症状を聞いていると…、あれ、こういうの、前にもどっかであったような??
デジャヴ!(◎_◎;)!!??
というのも、前回のブログにあるように、
「…私の持っているイラン人の中年女性の患者さんたちは、みんな揃いもそろって、肩こりを訴え、ちょっとマッサージをすると、「あわわ わ!!」と顔をしかめ、悲鳴をあげるのです。さっき同じところを同じようにストレッチしたときは、何も言わなかったのに、今回は悲鳴に近い声を上げたり。 一体、この反応を素直に信じていいのか、疑いたくなるような気分になったり、一方で、こんなに痛がって、何だか虐待してるような気分にもなる。。。。」
まさに、この症状!
共通点は、
1、肩こりと、手の痛み
2、マッサージしたら、異常なぐらい、肩が凝っていて、悲鳴に近い声をあげて痛がる
3、「手の痛みで、野菜が切れない」と訴える。
イラン人中年女性=こういう症状アリ、と決めつけてるわけでも、人種で判断しているつもりも全くないけど、あまりにも、みんなの症状が似通っている。
前の同僚いわく、「イラン人の家庭では、男性が圧倒的に強く、女性が奴隷のように家事をやって、こきつかわれ、いたわってもらうことが少ないために、PTのように、ケアを施してくれるところに来ると、アテンションが得られてうれしい、もっと欲しい、というので、オーバーに痛い痛い!と反応したりするんじゃないか」とのこと。これは、人に聞いた話なので、すべてを鵜呑みにするわけにもいかないし、いろんなイラン人家庭があるだろうから、偏見として見ないほうがいいと思うけれど。
この患者さん、とにかく、肩が凝ってる。
肩こりの患者さんは、よく診てるけど、凝り方がすごくて、ほんとにカチカチ
。
そして、何より、他の患者さんと違うのは、
頭が重い。
というのは、中身とか重量として重いとかいうんじゃなくて、ものすごく緊張した状態で、筋肉に力が入っている状態。
治療でよく、患者さんが仰向けの状態で、頭を支えて、持ち上げて、首のストレッチをしたりするんだけど、この患者さんの頭は、鉛が入っているみたいに重い。私が持ち上げるのに、抵抗してるみたいに。
普段、よっぽど、ストレスがあって、首から頭にかけての筋肉を硬直させてるんだなあと感じる。
リラックスしてーと言っても、なかなかうまくいかない。
大きく息を吸ってー、と言うと、お腹の底からじゃなくて、首周辺のあらゆる筋肉を思いっきり使って息を吸うので、逆効果
。
なんでそんなにストレスがあるの?
と不思議に思っていたら、彼女が話しはじめた。
「私は、50代、40代、30代の3人の子供がいて、一番上の娘は、結婚したけど離婚して出戻って、うちで暮らしてる。2番めの娘は、まだ結婚してなくて、うちにいる。一番下の息子は、独立して近くに住んでるけど、しょっちゅう、夕ごはんを食べに、うちに来る。彼らのために、私は毎日、夕食を作らないといけない」
3人ともいい歳して、まさに、パラサイトシングルじゃーないっすか
!
さらに!
「私自身は、もうダンナはいらない!と思って、離婚したけど、その元ダンナは、近所に住んでいて、しょっちゅう、夕ごはんだけ食べにくる」
マジで~~!!!???

そりゃー、そんだけストレスも貯まるし、野菜切りすぎて、肩も手も痛くなるわー!!
納得。
そして、彼女いわく、「よく、知り合いや子供たちに、『なんでいつもそんなに怒ってるの?』って言われる。私はそんなつもり、ないのに」。
日常のストレスのせいか、知らず知らずのうちに、他人に対してつっかかるような態度を取ってしまうようになっていたみたい。
こりゃ、心理療法も必要だ。。。
そんな彼女への治療は、とにかく、「リラクゼーション」。
マッサージしたり、軽くストレッチしたり、横隔膜を使って、ゆーっくり呼吸してもらったり。
「目を閉じて。ゆーっくり息を吐いて。想像してみて。自分が、ビーチにいて、家事とか考えなくてもよくて、周りにやしの木があって、マルガリータなんか飲んだりして。。。
」
てな感じで。
ストレスで、こんなにも筋肉が緊張するんだ!というのが、よくわかるケース。
PTは、カラダの不具合を治す仕事ですが、もちろん、カラダとココロはつながってるから、ときに、カウンセラーのように、患者さんの話を聞いて、ココロとカラダの、両方のストレスをやわらげることもある。でもたまに、PTをカウンセラー代わりと思ってんじゃないの?ぐらい、自分の悩みを打ち明けてくる人もいて、境界線を作ることも大事だけどね。
PTの仕事も、奥が深いッス。
さて、治療はうまくいくかなー?
iPhoneからの投稿
http://ameblo.jp/nami735/entry-11120403661.html
新しいクリニックに移って、また違うイラン人女性(70代)の新規患者さんが、いらした。
最初にうちに来られたとき、なんだかぷんぷんしていて、もうすでにほかの同僚が帰ったあとにやってきて「電話であんたが、保険のカードとか持って来いっていうから、来てやったぞ」的な態度だったから、あー、またむずかしい患者さんかも、と思っていた。
診断は、肩と首の痛みと、手のしびれ。
初診で診て、症状を聞いていると…、あれ、こういうの、前にもどっかであったような??
デジャヴ!(◎_◎;)!!??
というのも、前回のブログにあるように、
「…私の持っているイラン人の中年女性の患者さんたちは、みんな揃いもそろって、肩こりを訴え、ちょっとマッサージをすると、「あわわ わ!!」と顔をしかめ、悲鳴をあげるのです。さっき同じところを同じようにストレッチしたときは、何も言わなかったのに、今回は悲鳴に近い声を上げたり。 一体、この反応を素直に信じていいのか、疑いたくなるような気分になったり、一方で、こんなに痛がって、何だか虐待してるような気分にもなる。。。。」
まさに、この症状!
共通点は、
1、肩こりと、手の痛み
2、マッサージしたら、異常なぐらい、肩が凝っていて、悲鳴に近い声をあげて痛がる
3、「手の痛みで、野菜が切れない」と訴える。
イラン人中年女性=こういう症状アリ、と決めつけてるわけでも、人種で判断しているつもりも全くないけど、あまりにも、みんなの症状が似通っている。
前の同僚いわく、「イラン人の家庭では、男性が圧倒的に強く、女性が奴隷のように家事をやって、こきつかわれ、いたわってもらうことが少ないために、PTのように、ケアを施してくれるところに来ると、アテンションが得られてうれしい、もっと欲しい、というので、オーバーに痛い痛い!と反応したりするんじゃないか」とのこと。これは、人に聞いた話なので、すべてを鵜呑みにするわけにもいかないし、いろんなイラン人家庭があるだろうから、偏見として見ないほうがいいと思うけれど。
この患者さん、とにかく、肩が凝ってる。
肩こりの患者さんは、よく診てるけど、凝り方がすごくて、ほんとにカチカチ
。そして、何より、他の患者さんと違うのは、
頭が重い。
というのは、中身とか重量として重いとかいうんじゃなくて、ものすごく緊張した状態で、筋肉に力が入っている状態。
治療でよく、患者さんが仰向けの状態で、頭を支えて、持ち上げて、首のストレッチをしたりするんだけど、この患者さんの頭は、鉛が入っているみたいに重い。私が持ち上げるのに、抵抗してるみたいに。
普段、よっぽど、ストレスがあって、首から頭にかけての筋肉を硬直させてるんだなあと感じる。
リラックスしてーと言っても、なかなかうまくいかない。
大きく息を吸ってー、と言うと、お腹の底からじゃなくて、首周辺のあらゆる筋肉を思いっきり使って息を吸うので、逆効果
。なんでそんなにストレスがあるの?
と不思議に思っていたら、彼女が話しはじめた。
「私は、50代、40代、30代の3人の子供がいて、一番上の娘は、結婚したけど離婚して出戻って、うちで暮らしてる。2番めの娘は、まだ結婚してなくて、うちにいる。一番下の息子は、独立して近くに住んでるけど、しょっちゅう、夕ごはんを食べに、うちに来る。彼らのために、私は毎日、夕食を作らないといけない」
3人ともいい歳して、まさに、パラサイトシングルじゃーないっすか
!さらに!
「私自身は、もうダンナはいらない!と思って、離婚したけど、その元ダンナは、近所に住んでいて、しょっちゅう、夕ごはんだけ食べにくる」
マジで~~!!!???


そりゃー、そんだけストレスも貯まるし、野菜切りすぎて、肩も手も痛くなるわー!!
納得。
そして、彼女いわく、「よく、知り合いや子供たちに、『なんでいつもそんなに怒ってるの?』って言われる。私はそんなつもり、ないのに」。
日常のストレスのせいか、知らず知らずのうちに、他人に対してつっかかるような態度を取ってしまうようになっていたみたい。
こりゃ、心理療法も必要だ。。。
そんな彼女への治療は、とにかく、「リラクゼーション」。
マッサージしたり、軽くストレッチしたり、横隔膜を使って、ゆーっくり呼吸してもらったり。
「目を閉じて。ゆーっくり息を吐いて。想像してみて。自分が、ビーチにいて、家事とか考えなくてもよくて、周りにやしの木があって、マルガリータなんか飲んだりして。。。
」てな感じで。
ストレスで、こんなにも筋肉が緊張するんだ!というのが、よくわかるケース。
PTは、カラダの不具合を治す仕事ですが、もちろん、カラダとココロはつながってるから、ときに、カウンセラーのように、患者さんの話を聞いて、ココロとカラダの、両方のストレスをやわらげることもある。でもたまに、PTをカウンセラー代わりと思ってんじゃないの?ぐらい、自分の悩みを打ち明けてくる人もいて、境界線を作ることも大事だけどね。
PTの仕事も、奥が深いッス。
さて、治療はうまくいくかなー?
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