今回、日本に帰ったときに、広島に行ってきました。

友達の観光のお供をかねて、小学校の修学旅行以来、約20年ぶりに、原爆ドームや、平和記念公園に行ってきました。

前回、4年ほど前に、広島に行ったときは、広島駅周辺で、ショッピング♪そして、宮島という方向だったので、まったく、そちらの方面には行かず。

今回、改めて、平和公園のほうへ、足を向けて、じっくり、平和記念資料館にも2日かけていってきました。

小学校のときに、行ったときは、事前に平和学習をしたり、折鶴を折ったり、それなりにいろんなことを感じたのは、記憶にあるけれど、今回、大人になってから行くのとでは、だいぶ印象が違います。

小さいころ、はだしのゲンのマンガを図書館で読んで、かなりの衝撃を受けたこと、原爆の子の像のモデルにもなった、折鶴を1000羽折れば治ると信じながらも原爆の後遺症で被爆の約10年後に亡くなった佐々木禎子さんの話に基づいたドラマを見たり本を読んで、すごく悲しい思いをしたこと。

そして、20年前には想像もつかなかった、現在、アメリカに移住している自分。

そういう過去の記憶の中で、読んだ本の中に出てきた、被害の大きかった地域の地名が、今も広島市内に残っていて、今のすっかり生まれ変わってきれいな街並みと、当時の惨状を想像して、過去に、いま、私が立っているこの場所で、どんなひどい光景が広がっていたのか。それを考えただけで、ほんとうに悲しくなりました。

それと同時に、原爆投下後、わずか2,3日のうちに、当時の鉄道が一部復旧・開通されたという事実を知って、そこに生きる人の、強さというものも感じました。当時の壊滅的なダメージから、広島には今後75年は草木は生えないだろうとまで、言われたのに。


展示されている、原爆のすさまじい威力や、その惨禍、そして、戦争のうみ出す愚かな結果。落としたアメリカは、原爆実験成功のあと、日本に警告を与えることなく、一発の爆弾で罪のない一般市民や子供を犠牲にし、残された人、生き残った人にも、多大な肉体的・精神的な苦痛を与えた。一方の日本も、他国を侵略、虐殺や、強制連行など、ひどいことをたくさんした。


最近、平和になって、あんまりそのありがたみを感じることもなくなったけど、ほんとに平和であることは、自分が自分でいられる、大前提みたいなもので、ほんとに、シアワセなことなんだと、強く感じます。「平和=当たり前」のありがたみが、マヒしてしまったいま、はじめてそのありがたみを知ったころから20年たったいま、こういう経験ができて、よかったと思います。