倉知有栖の小説(✿´ ꒳ ` )

倉知有栖の小説(✿´ ꒳ ` )

童話の崩壊とか創作とかの小説とかを書きます。

倉知有栖。

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-フタツノヨルノモノガタリ-




男はただ、佇んでいた。

自分の部屋の真ん中にただ1人で立っていた。

眠りにつく気にもならず

ただ1人でじっとしていた。

男はベッドに座り込んだ。

と、そこへ1匹の白い猫がやって来ました。

「どうしてそんなに暗いの?」

白猫が問いかけると、男は

「君には、一生わからないよ」

さらに猫は、

「君は今、なにを望んでいるの?」

「…そんなのわからない」

男は答えた。

「君の名前は?」

白猫は、手元のリストを見て言いました。

「一夜(ひとや)」

白猫は驚いたように見えたがすぐにこう言った。

「一夜さん、おめでとうございます!あなたはある方の夢の準主役です!」

「は?そんなことあるわけ無いじゃん。誰の夢に出てくるっての?」

一夜は、半分驚き、半分呆れて言いました。

白猫は、話を続けます。

「あなたはその方の夢の中でその人の彼氏してます。月華(つきか)さんってご存知ですか?」

「ご存知ですかって…どうしてその人が?」

「だってー、その人の夢が君を見ているんだもん。その夢を見せて伝えるのが僕らの仕事なんだもん。あ、白猫だから悪い夢じゃないよ。」

悪い夢じゃないって言われたって…

一夜は怖かった。その人の考えていることが見えるのが。

「ではでは、彼女の夢を見て下さい」

白猫がそう言うと、白い光に吸い込まれて

何故か駅のホームにいた。

その駅には、覚えも、思い出も、思い入れも

たくさんあった。

守りたかったものも、
隣にずっと置いておきたかったものも
作り笑いじゃない本当の笑いを浮かべたことも

その駅に佇んでいる1人の少女がいました。

その少女は、何かを言いながらホームの線路際に

寄っていった。

「…どうしてなの…なんでなの…君の事本当は…
もういいや…このまま…」

そして、階段から現れたのは、僕。

僕が現れたことを月華が知ると、

「何しに来たの?」と月華は言った。

すると、僕は月華を強く抱きしめこう言った。

「僕だって、本当は別れたくないよ。事情があるんだよ。だからお願い。待っていて。事情は終わってからしっかり話すから。」

そう言って僕は消えた。

月華は泣きながら、

「何かあるなら言ってよ...もっと頼ってよ...」

と言っているのを聞いたところで夢が終わっていた。

そして、月夜は眠りについた。

そして、僕は夢を見た。


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ではまた次回!