十年前、通学自転車を購入してくださった学生さんが、「今は自動車の生活になり、ご無沙汰していました」と久しぶりに満面の笑みで来てくれました。
あのときのことは、今でもよく覚えています。
高校を卒業し、四年前に福山市で購入された自転車を、社会人になって広島市内へ持って行くことになったと話して来店されました。
「カゴをつけたいのと、泥除けも必要かなと思って。タイヤはまだ大丈夫ですかね?」そう言いながら、あれこれと相談してくれました。
かつての通学車は、今では三十八Cサイズの大きな自転車へと成長していました。車体だけでなく、乗る人もしっかり大きくなっていました。
自転車のサイズが変わり、十二歳だった学生さんが社会人になる第一歩を迎え、その成長に立ち会えることが、とても嬉しく感じれた一日でした。