発達段階に見合わない平和学習って
ほんと、トラウマでしかない真顔




毎年、この時期になるとネット記事でもテレビでも幼少期のトラウマが刺激される画が不意打ちで流てくるのでビクビクしている川田です。どうも、こんにちは。




先に断っておきますが、私も過去の歴史を学んだうえで平和について考えるっていうことは大切だと思っていますよ。思っています………が!自身のトラウマ体験から早すぎる平和学習(もちろん内容による)は害悪だとも思っています。





では、時は遡りまして…川田、小1(7歳)の夏の出来事です。
地域や年代によると思うのですが、私の通っていた小学校では夏休みに入る時に、宿題や課題図書一覧などのプリントと一緒に映画の割引券みたいなものが配られていたんですよ。当時。




で、当然、ブラウン管の大して画質も良くないちっこいテレビで育っていた川田は、大画面でアニメが見られるキラキラその映画に食いついたわけですよ。帰宅してヒロちゃん(←川田母。アスペなトラブルメーカー)に『行きたい!行きたい!みんな行くって言ってる!!』と騒いで連れて行ってもらえることになったまでは良かったんですが…。





今にして思えば…チラシを渡した時にヒロちゃんが『え"っ…これ、戦争ものじゃん!大丈夫なん?原爆のやつだよ知らんぷり』みたいなこと言ってたんですよね。反対じゃないけど、ホントにお前大丈夫なの?的な珍しい反応をしていたのでよく覚えています。




でも、小1に戦争知識とか無いじゃないですか?戦争って聞いても…

星なんか大変なことがあったんだな〜もぐもぐ

星ばぁちゃんが戦時中は『食べ物がなくてタニシ喰った』って言ってたな〜もぐもぐ

星タニシって臭そうだな〜もぐもぐ

星じぃちゃんも戦争行って鉄砲で撃たれたって言ってたな〜

くらいの認識で、楽しいアニメだと思い込んでるんで『行きたい!』一点張りで騒ぎますよね〜タラー理解してないんですから。大画面でアニメ見たいだけだから(笑)




ここで、ヒロちゃんに自分の子供の思考への関心と人並みの想像力があれば視聴を止めるって判断をしてくれるか映画の詳細を子供にも分かるように説明したうえで、再度本当に観たいのか確認してくれたと思うんですが……まぁ、そこはヒロちゃんなので(笑)期待できないといいますか…ねぇ滝汗





そんな親ガチャ失敗もあり、着実に30年以上経っても消えないトラウマを抱える事になる鬱ルート一直線ですよ。今でもタイトルをハッキリ覚えているですが…









まっくろな おべんとう

もぅね…タイトルからして不穏…真顔









どうしてコレを観ようと思ったよ!!

微塵も楽しそうな要素ないんよ!娯楽の少ない過疎のド田舎だって言ってもさ〜………

二郎行って【ニンニク、油、ナシナシで】って言ってるようなもんじゃん。場違いなんよ!求めてるものが真逆!!!そこにお前の求めるものは無いんよ!!!気付いて!








ハァハァ…ハァ……失礼。取り乱しました真顔
で、その他家族が止めることもなく、めでたく隣町の市民ホールでヒロちゃんと共に視聴することとなりました。





前半は全く覚えていないんですが(なんならストーリー展開も全然覚えてない)、男の子が主人公?でその子の生活を主軸として、それを取り巻く当時の家族や社会の在り方が描かれていました。(というか…描かれていた気がします(笑))



そして、予想通り全くワクワクなどとは無縁の展開で『なんで、学校行ったのに農作業みたいなのをしてるんだろうな〜?』と疑問はあれど、自分とは無縁の生活すぎて、想像も共感も出来ないしちっとも楽しくないんですよ。←当たり前真顔求めてたワクワクなど無い。




で、飽き始めた頃にクライマックス突入です。同級生?と思しき皆と作業をしているところに、飛行機が飛んでくる描写が入って……



え"っ!?え"っ…滝汗ハッハッハッ
なに何ナニ何なに何ナニ何なに!!!??


急展開に何事!?となっているところで、
ドッカーーン!!からのぉ〜 
人がどんどん焼き上がってく描写のオンパレード…………真顔もぅダメだ…HPもメンタルも瀕死。







しかも、その続きが、一面焼け野原で子供達の遺体がゴロゴロしてるところに主人公の男の子のお母さんが我が子を探しに来るんですよ。でも、どの子も炭化しちゃってて見分けとかつかないんですよね。でも、傍らに落ちている真っ黒になったお弁当を見つけて【あぁ、うちの子だ!】ってなってお弁当と同じく真っ黒になった息子の遺体を抱き上げながら、水筒の水を飲ませるラストで終わるっていう…………。






一切の救いがない堂々たるバッドエンド真顔







いや、戦争にハッピーエンドってないと思うので正しいですけどね…。
戦争の悲惨さとか核の威力とかを伝える内容としては良作だと思うんですが、7歳で見るもんじゃなかったと思います。しかも、投下されたあとの悲惨なラストでアワアワしている私の横では『だから言ったんに〜知らんぷり』『大丈夫だよ!こんくらい。なんなん〜自分から見たいって言ったくせに〜知らんぷり』『お金の無駄じゃ〜ん!ちゃんと見てよ!なに目ぇ、反らしてんのちょっと不満』『ねぇ?ちゃんと観てる?観てよ?お金払ってるんだから指差し』というヒロちゃんの不適切なBGM付きで二重の地獄というシビアな現実。7歳にしてこの世の地獄を垣間見る川田(笑)





ここで、『怖いだろうけど、これが実際にあったことなんだよ?今は食べるものがないとか、飛行機が飛んできて爆弾落としていく事ってないよね?それは、どうしてかな?』という平和の尊さを考えさせる声掛けが出来る親だったなら多少、ショックが和らいで、今とは違った印象を持っていたと思うのですが、【それ見たことか!お金が無駄になるだろ!ちゃんと見ろ!!】という反応の不適切なヒロちゃんの思い出と共にこの映画は永らく消えないトラウマとなっています。今現在も毎年、夏が来ると思い出す程度には(笑)





平和学習、大事だけれども、それを十分受容できるように発達に合わせた内容の吟味って必要だと思う真顔ホントに。





中学の修学旅行(という名の平和学習)で行った原爆ドームや平和記念公園で聞いた被爆者の方のお話も…だいぶ、そのへんのホラー映画(グロ)よりも数段飛び抜けてトラウマ物でしたが、最近、広島県民の方から聞いた情報によると『今は時代に合わせて展示内容が、だいぶマイルドになってるよ〜にっこり』との事でした。私の時は蝋人形やら絵やら遺品やらで……最後、怖くなって友達に手を引いてもらいながら床だけを見つめて出てきましたもやもや




個人的にはホラー(グロ)は大好きで【ソウ】や【ムカデ人間】を何周も観ては夫から人格破綻者を見るような白い目で見られているんですが、やはり虚構と現実では怖さの度合いが桁違いですね。現実にあった事だとなると、『散々、実験したうえで落としたらどうなるか分かってたのに落としたんか〜』とか『助からないけど即死もしきれなかった人の苦しみって……』とか人並みに想像力と共感力があるとどんなホラーより戦争って怖いと思います真顔




世界平和は祈るだけで、何をできるわけでもないですが、自分も自分の周りの人も笑顔多く健やかに過ごせるように自身の言動を省みていきたいと思います。では、またダッシュ


まずは、家庭内平和から笑い