再びヴィパッサナー瞑想へ | namiのブログ

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ブッダが悟りを開いたときに行っていたと言われるヴィパッサナー瞑想法。

インドをはじめとして、世界中にこの瞑想法を学ぶ施設があり、日本には京都と千葉にあります。

コースは12日間の期間が必要で、10日間の修行がスタンダードなもの。

男女約30名ずつが、共同生活をしながら、朝の4時半から夜の9時まで、ひたすら瞑想の修行。

10日目の昼前まで、会話や目を合わせることも、参加者同士は一切コミュニケーションはしてはいけません。


2013年の年末年始、京都でこのコースに参加しました。
全ての苦しみは執着と期待から生まれる。
記憶は感覚を伴って身体に刻みこまれる。
だけど感覚は常に生じては消え、移り変わっていく。そんな無常な感覚が心地よかったり気持ち悪かったりしても、嫌悪を感じたり、求めたりすることになんの意味もない。
そのことを頭で分かっても、体験を伴わなければ本当に理解はできない。

ヴィパッサナー瞑想では、自分自身の身体の感覚を客観的に観察し、このことを体感し理解するもの。

当時トラウマや苦しみは感じていませんでしたが、瞑想を深めていくほど、過去の記憶が自然と出てきて、「ああ、このことを実は気にしてたのか、執着を持っていたのか」と、気が付くと、解放されていきました。

新しいアイディアが出てきたり、大切な人にまず自分から心を開いて優しくあろうと思えたり。

とくに7日目ごろまで、修行の期間は辛くて、身体も痛くて、鬱蒼とした寒さの中でリフレッシュもあまりできなかったのですが、逃げずに挑んだ結果、大きなものが得られたなぁと、終わってみて感じていました。

またそのうちいつか、行ってみたいなと思っていましたが、妊婦になった今、行こうと決め、4年半ぶりに参加しました。


妊娠28週。
瞑想を深めようとすると呼吸が浅くなり、お腹がキューーっとかたくなる感覚がありました。

お腹の胎児がぐるぐる動くと、瞑想どころではなくなって、そっちに気をとられ、逆に動かないと、元気かな大丈夫かなと、さらにお腹が気になって瞑想ができなくなる。

4日目の夜に先生にそのことを相談すると「瞑想中集中しすぎず、ゆっくりおだやかな呼吸をすればいいから。そのほうがお子さんにとっても良いですよ。」と。
「これで修行になってるのでしょうか」と尋ねると「今できることを、今与えられたものが全てなので、それに満足し、感謝することが大切です。」
素敵な先生で、良いことばをもらいました。


今回は瞑想することにとらわれすぎず、自分のペースで休みながら、なるべくおおらかな気持ちで過ごすことを心がけましたが、やっぱりお腹の子とひたすら向き合うのは、心配ばかりでてしまって辛かった。それはきっと産まれてきてからも同じで、固執し過ぎず、おおらかに見守ることは大切なんだろうと思う。

辛いときに、コースの料理や運営をボランティアとして支えてくださる奉仕者の方が、食事のことや体調や座る席のことなど、必要最低限で聞いてくださって、気遣いの言葉をかけてくださって、本当に救われました。

それがなかったら、ほんとに途中で帰っていたかも。自分は外の世界とつながっていること、人のあたたかさや、コミュニケーションでこんなに解放されるのかと、身に染みました。

今後の生活の中でも、ちょっとした声かけの大切さを感じました。


そして10日間を終え、赤ちゃんが元気なこと、自分の身体もよい環境なこと、感覚に対して平静でいること、そういう自信になったことが、今回の成果かなと思います。瞑想修行としては十分じゃなかったかもしれないけど、今必要なことを得られた気がします。

それから、前回の修行の自分の頑張り度もよくわかった。人にはちょうどよいタイミングがある。

妊娠中のヴィパッサナー修行はあまりオススメはしないけど、気付きをたくさん得られたし、よい経験ができたことに感謝。
お休みを取らせてもらった職場や、快く送り出してくれた家族にも、ほんとに感謝。