↓前回の続きです。
パリ郊外で受験したDELF B2のオーラル試験が筆記試験の4日後に行われました。
すべて同日に行われた前回に比べ、今回は3日間はオーラルの試験だけに集中して準備することができました。
苦手意識でいっぱいのオーラルですが、前回の惨敗(7/25点)を通じて、とにかく明確に論を組み立てる準備と、はっきり自信を持って話す心づもりをしました。手伝ってくれたママ友の前でexposéを何度もしたことで、とにかく人前で話すことに少しは恐怖心がなくなった状態で本番に臨みました。
頻出のテーマ(教育、仕事、環境問題、
情報化社会など)のそれぞれのメリット、デメリットと自分の意見を書き出して、短時間で意見をまとめられるようにしておきました。
Production Orale
こうして迎えたオーラル試験当日。
試験会場ではどうやらA2の試験も同時に行われているようでした。
オーラルの会場はこちらという案内に従い階段を登ったものの、聞いて回るとA2の受験生しかおらず。
そのあたりにいたスタッフらしき人に場所を聞くも “ je ne comprends pas “で返された私。。この会話力でB2受けるって、、大丈夫か
迎えに来た別のスタッフに連れられ、無事に待機部屋に到着。
15以上はあったような?沢山あるテーマが裏返しに置かれていて、そこから2つのテーマを祈るような気持ちで引きました。
詳しくは控えますが、他方は全く勉強していなかったトピックだったので、必然的にもう一つのテーマに。前回30分経たないうちに準備時間が打ち切られてしまったのでとにかく急いで論を組み立てました。
ドンピシャではなかったけど、私が引き当てたかったテーマ「仕事における男女格差」になんとか結びつけることができそうなお題で、自分が語りやすいように論を持って行く準備を。あっという間に準備時間が終了。
ドキドキしながらも、なんだかアドレナリンが出てくるのを感じた私。面接官は前回の辛口の人ではないことを祈っていたら幸い違うメンバーで、女性2名でした。
練習の時に課題だった、長いexposéは思い切って色々端折り(なるべく名詞に置き換えて簡潔に)おそらく6分くらいで収まったと思います。
自分のexposéの中に、自分にとって語りやすいトピックを盛り込んだら、その後のdébatで、そこを掘り下げて質問してくれたので「待ってました!」とばかりに語りました。
時々自分の論の隙を突かれながらも、私の反論に関しては頷きながら聞いてくれる、感じの良いお二人に恵まれ、ストレスを感じる暇もなく、夢中で約20分の時間が過ぎた感じです。
おそらく、文法間違いもたくさん犯していますが、難しめの単語などを使って精一杯のアピール
当初の心配よりはできたかも
前回よりも手応えを感じた出来でした
部屋を出ると、最初に集まった時に少しだけ言葉を交わした別の受験生が、「よっしゃぁぁー!」と興奮しながら別の部屋から出てきました。
会心の出来だったようです。
その方と少しお話ししながら帰りましたが、「いい点がもらえるはず!」と、とても自信に満ちていて、もし私のオーラルの出来が散々だったら、あまりの落差に落ち込んでいたことでしょう
こんな感じで4項目の試験が終わりました。
感触としては、
Compréhension de l’oral 10
Compréhension des écrits 14
Production écrite 16
Production orale 15
計 55/100点
ぐらいでしょうか。。
前回の試験後の能天気予報とは違って、もう少しリアルな感触でギリギリ受かるか、落ちるかという微妙なライン
オーラルで大失敗はしなかったはずなので、なんとか望みは繋いだかな…
そんなこんなで約6週間後の試験結果を待つことに。