10/23(月)GAME2

⚪️香川80-64品川⚫️

 




 

🏹籔内幸樹HC🏹

 


GAME2は64失点、佐野HCは香川さんにゾーンをされたので準備不足だったと仰っていましたが、今日のディフェンス面はどうでしたか。

 


「前半は22点で、後半だけで42点も取られていて、それに関しては絶対にあり得ないですし、ただ後半に、単純に倍くらい取られてしまっていますが、うちの子たちがディフェンスをやりたくないとか、サボった訳でもないです。そこは逆に、品川さんがよく決め切ってきたなというところと、徳島のゲームでも言いましたが、人は振り切ったら何でも怖いものなしで、僕も昨年B1でもたくさんありましたが、前半に20点とかリードしていると、意外と完全にひっくり返されます。絶対に20点リードしているチームは、みんな言うと思いますが、油断するな、今から0対0だぞなど、決まりきったことをいつも言うと思いますが、それでリードしているチームも頑張るのですが、バスケットは本当に面白くて、絶対に何故かひっくり返されたりします。そこに対して、振り切って後半に入ってくるので、前半に躊躇したシュートを思い切って打ってくる分決められた。全てのディフェンス、全てのシチュエーションで、うちの子たちが悪かったのではなくて、逆に言うと、3回4回くらいは、品川さんによく決められたなと僕自身感じることがたくさんあったので、なかなか難しいなと。14~15点くらいのところを今日は踏ん張れました。昨日は14~15点くらいの時にうちがターンオーバーが出てしまい、一気に一桁、そしてその次のシュートが落ちない、追いつかれるという結果になった。だから今日は14~15点のところまでは僕自身も許容範囲だったので、そこでディフェンスは崩れないように頑張ろうと言い続けることと、オフェンスはシュートで終わってくれれば、なんとかもう1回行けるんじゃないかというところで、我慢できたかなと思います。」

 


選手全員がインテンシティ高くプレーできていたと思いますが、今日はどうでしたか?

 


「今週そこについては結構言いました。それを掲げたことは大きかったです。敢えて言葉にしたのもそうですし、もう少しフィジカルにやりたいねということはかなり伝えていたので、もしかしたら見ている皆さんからしたら、ちょっと今節のGAME1はいつもよりペースが速いなとか、激しいなと思ったかもしれないですが、勝ちたいならあれくらいはしなければならないというだけの話で、あのくらいにならないと勝てないですし、だから無理矢理にでもペースを上げさせました。前節も、見ていてずっと重たい感じだったので、フィジカルにして、嫌でも体を動かした方がペースが良くなるのかなと思いました。あと最近はちょっとエドがいいですね。」

 


上良選手も今日は3Pを決めた時に、普段あまり出さない感情も出していて気持ちが溢れていたように思いますが、どのように感じられていますか?

 


「潤起も淡々としますからね(笑)あの子は容姿端麗でファンも多いし、どちらかと言うと可愛い系キャラですよね?そんなワイルド系キャラではないので、そっちになっていってくれたらもっと良くなるんじゃないですかね。”じゅんきくん”といった感じではなくて、”上良潤起”という感じの男らしいところがでてきたら、もっと良くなると思います。彼にも拓朗ちゃんにもいつも言っていますが、力は持っているのですが、ここの舞台、世界というのは、持っているだけではなく出さないと、僕も仕事なので。やはり彼はそこを今まで、どちらかと言うと昨年までいたプレイヤーたちに引っ張られて、潤起が今のリキじゃないですけど、そういった立ち位置だったと思うのですが、もう26歳ですしそろそろ次は、パフォーマンスでチームを引っ張っていってほしいと彼には言っています。今日もビックリしましたけど、すごい入んのかい、打つんかいって思いましたけど(笑)いつも言っていますが、僕は違うなと思ったら交代させますし、それは別に悪い意味ではなく、やる!という一歩を生み出すというところは、僕はスイッチを押せる訳ではないので、そこは彼たちにいつもやりなさい、やっていいんだよ、シュートを打ちなさい、ドライブしなさい、好きなことやりなさいと言っているのはそういう理由で、そこで少し今はそれじゃないなと思えばそれを伝えたり、交代していますが、それは決してネガティブなことではなく、コーチや人から入れられたスイッチというのは簡単に切れると思います。僕は選手のみんなに思っているのは、ここ!という時、自分がやらなくてはならないという時、チームとして踏ん張らなければならない時に、自分自身でスイッチを入れられるようになれば、2連勝できるチームになれると思います。今一勝一敗というのは、そういったところだと思います。」

 


木村選手が少し悩んでいるように感じますが。



「悩んでいると思います。でも彼には、如何にシンプルに、啓太郎の良さを出してほしいですし、啓太郎の良さがチームを助けてくれるというのもあります。悩んで考えてクレバーにスマートにというのではなく、今日は簡単にプレーを整理しました。セカンドユニットが少ししんどいというところで、でも啓太郎にはプレーしてもらわないとうちはダメだし、プレシーズン前から言っていますが、彼の成長がこのチームのキーになるというのも事実なので、だからこそ、今日のセカンドユニットのプレーは、少し啓太郎に寄った感じになりました。あの子がやりやすいように仕向けたという感じです。残り46試合タフですが、今日も善通寺で平日の夜ですがたくさんの方が観に来てくださって、昨日勝てなかったのが、本当にフロントの方に申し訳ないなと。あそこまで頑張ってもらって、善通寺開催で1600人も入れてもらって、ホーム開幕でも2000人ほど入れてもらって、それに応えられなかったことは、2週続けてのホームゲームで、僕が本当に申し訳なかったという一番の感情です。」

 

 



 

 

🏹木村啓太郎選手🏹

 


木村選手はドライブ、アタック、アグレッブなプレーでチームを勢い付けてくれる選手だと思っていますが、また新しくなった香川のチームに帰ってきて、開幕から表情も少し元気がないかなと感じていて、苦しんでいるように見えましたが、今日は木村選手の良さも出ていたと思いますが、今どのような思いがありますか?

 


「もっと自分はできると思って香川に来ましたし、自分の中で、全然自分らしいプレーができないことがすごく辛くて、今日なんてまだまだ全然、3割くらいしかできていないと思っているのですが、やはり相手がどうこうという前に、自分が日々練習からやることが相当しんどくて...相手と戦える状況ではなくて、でもそれは自分に打ち勝って、なんとか自分を出していかなければならないと思いますし、それがやはりチームに貢献できる、自分のスタイルだと思っているので、今日を皮切りに頑張ろうかなと思っています。」



苦しい時に、コーチ陣やチームメイトとコミュニケーションは取れましたか?

 


「いえ、できていないです。歳も30ですし、若手だったらわーっと言えると思うのですが、僕も30なのでしっかりと一人で乗り越えたいと思っています。」