先日、飯高由美さんからヒプノセラピーを初体験しました。
最初、誘導してくださる間も頭の中で
”どうしよう、、できない” ”力が抜けない” ”ムリかも”
と鳴り響く私の声で身体に身を任せきれず、、諦めそうになりましたが(できません・・と一度中断しました。。)
休憩をはさんでいただき、よし!身を任せようと決めてからは、
めでたく、ある時期(私の成人式の時)の映像というか、場面の体感みたいなものの世界へと行けました。
私は、これまで、”母”の存在が私の中に大きく入っていて、
ものすごく影響を受けていることを自覚していたので、
そこを頭に置くことで、
”母”とは別人格である”自分自身”を取り戻す、というか、
自分の中のものを大切に扱うことという学びに出会うことができ吸収していったように感じていました。
今回、ある場面でも”母”や”姉”、”親戚のお姉ちゃん””おばあちゃん”が出てきて、
やりとりをする中で自分のなかのものを深めていきました。
そんななか、由美さんから
「お父さんはそこにはいないですか?」
と聞かれた。
私は正直、「父さん・・???」となり、
(実際にはそこに絶対にいたはずなので)しばらくキョロキョロというか父さんを探すことを味わってみました。
(すぐに見つからなかったというか、なんとなく姿がふわぁっと感じる程度で)
父はいました
最初、「お父さんに何か言いたいことはありますか?」と聞かれても
「う~~~~~ん。別に、ないなぁ」(というか、何とも思わないなぁ)と。
でも、そんな中でも少しずつ感じるものを出すとしたら
「父さん、私に興味ある?(ないよね?)(まぁ、別にいいけど)」ってのが出てきた。
それを聞いて父は、何と答えたらいいか分からない雰囲気でした。
→私が普段自覚している父の印象と同じ。
でも、その後、由美さんの誘導に助けていただきながら父と会話することを続けていった結果、
わたしの中にある、小さい頃の”よい”思い出の隣には、父がいるシーンが多い‼‼
ということに気づいた。
わたしの中で、思い出すと”キュンっ”となったり”ふわぁ~”っと温かくなる思い出のシーンや体感がよみがえるものの隣に、
父がいたのだ。
父が小さい私のことを「かわいい」と感じていることも伝わったし、
わたしがのびのびと色々なことを体験したり味わったりしていることを静かに大切にしていてくれたんだと初めて気づいた。
本当にびっくりした。
そして、ヒプノセラピーを終わった後気づいたが、
わたしが息子に対して大切にしたいと思っているなんか核のようなものの原体験が、
父が隣にいた経験達にあるように感じた。
わたしはこれまで、母の存在が大きすぎて、父の存在に気づいていなかったのだと思う。
それでも、父の中に私が似ているものをずっと感じてはいた。
正直、母とは性質が違うということ、私には私の性質があるし、それを大切にしていきたいこともよく分かった。
母は母で、私が幸せそうではない(私的には母の性質に合わせようと必死だったのだろうけど)ように見えたことが心配で、
母なりの、母の人生で良いと思ってきたもので私を助けたかったのだということもなんとなく分かった。
由美さんから、
母は、正直めちゃくちゃ強い人だし、私とは性質が全然違うし、私がしあわせそうだったら母は母で勝手に楽しめるタイプ。
と聞き、心底安心した。
(いや、本当は、気づいていたんだろうけど、なかなか抜けきれなかった)
わたしの中に本当に根強く”母”の存在があったこと、これはつまりは、私の中の大きく鳴り響く頭の声でもある。
ヒプノセラピーを受けている過程でもかなり根強く入っていたことを伝えていただいたし、体感もした。
母は大切な人だが、母は私とは別人でもある。母を幸せにするのは私ではない(母自身がすることで、したいこと)。
当たり前のこのことが頭ではわかっていたし、少しずつ体験も重ねてきたけれど、更になんか大きく体感した気がする。
父への温かい気持ちや感謝の気持ち、
母に対しては近年ずっと持っていた身構えてしまう・反発してしまう自分への戸惑いからの解放、冷静に温かく見れる視線、を感じられた(こうすれば幸せになれるはず!というものを、幸せになってほしい私に対して一生懸命に与えようとしてくれていた。でも、それは、母がやりたかったこと。ってこともなんだか今まで以上にすんなり落ちてきた)。
ヒプノセラピーは、体験と体感があるから、ありがたかった。頭の声が入る前に感じてしまっているから。
改めて、私が選びたい体感覚ってものを感じ取って、これを選んでいこうというのも体感した。
(体感って言葉ばっかだけど、頭というよりも感覚として感じ取ったってイメージだから。うまく表現できないけど)
わたしは、映像としてイメージを浮かべることって、いつも途切れてしまったり、頭で作っているかも?の疑念もとれないことが多い。今回も鮮明な地続きな細かな映像ではなかったけれど、体感することは確実に感じ取れた。
なかなかに面白く貴重な体験でした~
最初はあんなに、私にはできないぃぃぃとなっていたのに、終了時はボロボロに泣きはらして真っ赤な目の私がPCに映っていました(その顔がちょっと怖かった(笑))