「働くこと(就労)について」 | 精神病・精神障害・発達障害の方への基本情報 (明石市・加古川市・播磨町・稲美町の精神疾患・精神障害の方の支援施設 波の家)

精神病・精神障害・発達障害の方への基本情報 (明石市・加古川市・播磨町・稲美町の精神疾患・精神障害の方の支援施設 波の家)

精神疾患になってしまう事によって、さまざまな困難がともないます。
そういう方向けに、少しでもお役に立てるような福祉制度や、さまざまな支援について、少しずつご紹介していこうと思います。


精神疾患の方が、ある程度よくなってきたら、



当然、「働く事」が課題になってくると思われます。



そこで、一番問題となるのが



「オープン」(自分が病気であった、あるいはあることを正直に話す)



にするのか



「クローズ」(自分の病気のことは全てかくす)



にするのか、という大きな問題があると思います。



それぞれ、メリット・デメリットがありますが、



私共では、基本「クローズ」。



何だかんだといっても、未だに偏見はあります。



伝える必要はありません。



リレキ書に空白があるなら、



親の介護とか、家事の手伝いとか、何とでも書けます。



基本はクローズを原則として、



はじめは週に数時間・数日のアルバイトから始めて、



少しずつ自信をつけて、ステップアップしていくのをおすすめしています。



但し、例外的に、手帳を持たれている方なら、障害者枠



(会社は、一定の割合で障害者の雇用が義務付けられています。



但し、正直、知的・身体の障害に比べて、



精神の方はハードルが高いです。)を使って、



働き口を探すことも、選択にはあります。



何にしても、一番大切なのは、あせらないこと。



あせればあせるほど、治る病気も治らなくなります。