精神疾患の方が、ある程度よくなってきたら、
当然、「働く事」が課題になってくると思われます。
そこで、一番問題となるのが
「オープン」(自分が病気であった、あるいはあることを正直に話す)
にするのか
「クローズ」(自分の病気のことは全てかくす)
にするのか、という大きな問題があると思います。
それぞれ、メリット・デメリットがありますが、
私共では、基本「クローズ」。
何だかんだといっても、未だに偏見はあります。
伝える必要はありません。
リレキ書に空白があるなら、
親の介護とか、家事の手伝いとか、何とでも書けます。
基本はクローズを原則として、
はじめは週に数時間・数日のアルバイトから始めて、
少しずつ自信をつけて、ステップアップしていくのをおすすめしています。
但し、例外的に、手帳を持たれている方なら、障害者枠
(会社は、一定の割合で障害者の雇用が義務付けられています。
但し、正直、知的・身体の障害に比べて、
精神の方はハードルが高いです。)を使って、
働き口を探すことも、選択にはあります。
何にしても、一番大切なのは、あせらないこと。
あせればあせるほど、治る病気も治らなくなります。