カラオケって最近行ってないな。
ナメのおウチの近くにあったカラオケ屋さんも、コロナ禍の影響で潰れちゃったんだよね。
ナメが中学生の時くらいからあったお店なんだけどな…
行ったなぁ。
何回も、色んな人と…
さて。
そんなカラオケなんだけどさ、アレってかなりのテクニックを必要とするコミュニケーションだよね。
それは歌が上手い下手ではなくて、
「シチュエーションに応じた、最適な選曲をするテクニック」
がすんごく大事って意味で。
そう思わない？
ナメはね、実は多少歌に自信があるの。
だからこそ「歌唱力アピ」な選曲になりがち。
久保田早紀の「異邦人」とかね。
（懐！）
それって家族や恋人とのカラオケなら、まぁ合格なんだけど（異邦人で？）、友人や仕事仲間なんかのグループなら赤点に近いんよ。
そういう時はどんなに下手くそでもリンダリンダの方が正解。
ナメはそう思ってる。
要は近い関係の人以外でカラオケする場合は注意が必要ってコトかな。
年が近い者同士なら、自分たちが1番音楽を聴いてた時代の曲（シングルかつヒット曲）が正解。
若者なら最近の曲になるんだろうね。
だから友人と行くカラオケはまぁイージーだ。
問題は会社とかバイト先とかでカラオケ行く事になった場合。
そんな時は間違っても「このアルバムのこの曲が実は良いんだよねぇ」はダメ。
だからファンなら分かる隠れた名曲を選ぶ暇があったら、B'zファンは「ウルトラソウル」一択だし、TMファンは「ゲワイ」入れとけば間違いない。
（ウルトラソウッの後、確実にヘイ！言ってもらえるしね…）
どうして不正解の曲が生まれてしまうのか。
それは人が人の反応を気にせずにはいられない生き物だから、だ。
考えてみて欲しい。
会社の人達とカラオケに行く。
5、6人のグループで若い子もいれば明らかな年上もいる。
「ナメさん、一曲目いいですか？」
そう言って歌本を渡されたときー
ーーー何を選ぶーーー
もしここで
「ナメはX JAPANファンだからね…そう！standing sexさ‼︎」
…そんな選曲しようもんなら、みんな目が点だ。
「…う、うそうそ！ナメはサザンファンでもあるんだ！だから…そう！女呼んでブギ、歌うわ‼︎」
…歌い始める前から、ある人は歌本に、ある人はテーブルのポテトに、ある人はスマホに集中し始めるだろう。
どちらも名曲なんだ。
でもここでは違う。
敢えてこれらのバンドで選ぶなら、「紅」と「勝手にシンドバッド」が正解なんだろう。
…歌ってる側は全然面白くないけど。
でも歌ってる間ずっとそっぽ向かれるより、手拍子だったり一緒に口ずさんでくれた方が断然気持ちいい。
そういう周囲の反応を見て、人は気分を上下させる生き物だから。
みんなが作る「空気」を冷まさない様に…
みんなが作る「雰囲気」を壊さない様に…
ただ、そうでない人も存在するんだな。
昔付き合ってたBちゃんは、完全に我が道を行くタイプの子だった。
2人でカラオケする時も、バイト仲間でカラオケする時も、歌う曲は同じ。
誰もその曲を知らない…
誰の曲かも知らない…
そして別に上手くもない…
それでも最高に楽しそうに歌う子だった。
当然みんな画面の歌詞なんて見ちゃいない。
みんな次の予約曲を探す時間になっていた。
それでもBちゃんは歌う。
どこまでも楽しそうにーーー
ナメにはそんなカラオケは出来ない。
周りを、空気を、雰囲気を気にしてばかりのナメには。
でも心のどこかで、自分の好きにどこまでも自由なBちゃんの様な生き方を、羨ましく思っていないか。
その場の空気を破壊するくらい、好きな物に正直に生きていたくないかーーー
…そんな風にも思えてくるんだよね。
なーんの話だったんだか…
（平常営業ですね）
最後に、ナメが「センスあるぅ〜！」って感じちゃうカラオケ選曲をご紹介するよ！
Cocco「強く儚いもの」
橘いずみ「永遠のパズル」
ジャングルスマイル「同じ星」
echoes「ZOO」
これ全部持ち歌の子とカラオケ行きたい。