最近ずっとブログさぼってます。
今は日本にいて、今週末上海に戻ります。
日本に久々に戻って驚いたのは、
100円ライターがかなり安全な仕様に変化してたこと。
2段階でひねらないといけなかったり
スイッチ(?)が重かったりして
小さな子供では火が点けられなくなってる。
おそらく小さな子供が勝手に火を点けて事故があったりしたんだろうな、って予想がつく。
こういうのに対応するのって日本はほんと徹底してるよね。
こういうのって、日本の強さだと思う。
このような細かい所に対応していく事で、商品の品質を磨き上げて
いつの間にか世界的にみると、頭ひとつ抜けた存在になっているっていうかね。
しかし同時に、日本の弱さも生み出してるかもしれないとも思うわけだ。
なんつうか、消費者に対してすっげぇ過保護っていうか
自己責任の部分を無くしていってるっていうか・・・
そういう所は国民全体の弱点になっていく可能性もある。
気配りの行き届いた環境にかこまれて育ってた場合、
いざ外国に行った時に、社会全体の粗雑さや自己責任の範囲の広さに対応できなくなる事はないかなってね。
子供がライターで遊んで火事になりましたっていうのが
メーカー側に責任を押し付けるのが当たり前になって、
子供の手の届かない場所にライターを置いたり
これで遊んだら駄目だよって教育する事を怠るようになったら駄目だなと。
いざ外国で商売をする場合に、心地よい日本的環境を前提に考えてたら
現地での生活っていう、商売以前の第一歩から障壁になっちゃうかもしれない。
なんでも食ってどこでも寝て、相手からのサービスも期待せず、
自分の力で何かをやっていく強さを無くしちゃわないかなって心配になるの。
日本国内では強いけど、海外に行ったら通用しない、
か弱い温室育ちを量産してしまってないかな・・・・
せっかく世界的に見たらビックリするような気配りの効いた商品に溢れてるのに
それを売る人間が弱くなってしまってたら、海外に売りにいけないなってね。