アンニョンハセヨ~
ちょっと調子こいて、韓国語勉強してみようかと思い立っちゃってね。
韓国語で「畳」を検索してみたら、韓国のホームページで面白い製品が紹介されてた。
こ、これは・・・・すっごいイイ!!
よく読んでみると、京都工芸繊維大学の学生さん
Shin Yamashita氏って方製作したんですって。
名前は「Land Peel」。
韓国のページで知るって(笑)
うん、いいね!
これを元にして、畳の発展形として商品化できれば面白いな。
うちの会社でできるなら、色々チャレンジしたい素材だなあ。
っと思った。
たぶん、これを見た人は
「かっこいい!」
「製品化したら買う!」
「欲しい~~!」
って、大絶賛だと思う。
うちの社内的にも絶賛です。
でも、実際に商品化した場合、これがどれくらい売れるかというと・・・
実はかなり不透明でもあります。
まず、新しいコンセプトの家具は大量生産が難しいため、価格的に割高になりがち。
これを何万セットも製造して在庫を持つ勇気のある企業が、今の日本には・・・
探すの(つまり営業するの)がすっごく大変だ。
だからこれくらいの商品になると1セットの上代価格が20万円とかになっちゃうわけだ。
ここで、さっき大絶賛してた人達をもう一度呼んでみましょう。
これ、20万円ですけど、どうしますか?
「かっこいい!・・・・だけど、うちの部屋狭いから・な・・・置けないや、ははは」
「製品化したら買う!っと思うけど、勝手に決めたら旦那に怒られちゃうかな・・・・相談してまた来ます!」
「欲しい~~!・・・・ボーナス払いできます?あ!カーナビ付けたんだった、すいません、また今度!」
ってなる(笑)
じゃあ、これが10万円になったらどうか?
5万円なら?って、仕様とコストを調整していくってぇと、また全然違う感じの商品になってたりする。
この調整の段階で、コンセプトが全然変わってたりして平凡な商品になってたりね。
でも、それがいい具合に、素晴らしい商品に生まれ変わったりすることも、可能性ゼロでは無い!
実は、この製品のように、素晴らしいコンセプトとアイデアに溢れた製品は、たくさんある。
しかし、それらを生み出した中小企業はカタログ作って、展示会に出展したりしてみる。
するとどうだろう、スッゴイ評判が良かったりするのだ。
で、お!いけるで!って、売ろうとするけど・・・・結果売れない。
だって、とりあえず先に、1個20万円の価格で営業するしかないんだもん。
ここで諦めちゃう中小企業が、どれだけ多いことか!
日本には、どれだけ多くの珠玉の製品が眠ったままになってるのだろう。
でも、とりあえずこの製品、すっごくイイから、そういうの抜きで売れるかもね。
もしも俺がこれの商品化に携われるのなら
まず考えるのは、ハウスメーカーやデベロッパーの、設計段階、もしくはオプション製品として入れないか?
新居購入を考える時、一戸建てを建てる時、モデルハウスの和室がこういう仕様になってたら、絶対欲しくなるよね!
ただこの場合、大量生産前提にはできない。
受注生産に近いことになるんじゃないかな。
コストは下げられずに高額商品になるため数はでない。
しかも全モデルハウスに実物入れて、商品説明で営業回ったりすることが必要だったり。
だから売上額は少ない割に、けっこう営業経費かかるんだよな(苦笑)
う~ん、商売って難しい!
だけど、そこが面白い!!