ブログネタ:今までに見た1番ひどい酔っ払いは? 参加中ナンシーちゃんが、
自称・お酒が強い申告の人と飲むときは要注意です!!
と言うてはるのはまったくその通りであって、ただし中国の場合は「自称」のみならず周囲からも「つおい」と言われている人(あくまで日本で)がいちばんえらい目にあう。
だって泥酔して外で眠りこけると翌朝死んでいる土地で育った北の勇者に温帯気候の人間がかなうはずがない。
それは前任者が同期の材料担当を連れて出張に来た時のことであった。
ジャズ・ベーシストでもある彼は物静かな酒豪である。どんなに飲んでも決して大声を出したり人に絡んだりすることはない。ただ静かにビールの、焼酎の、日本酒の、ウィスキーの杯が重ねられていく。
こいつをこの檻に放り込んでみたらどうなるのかしら

ちょっとわくわくして宴会に臨むとさすが酒豪、顔色ひとつ変えず38℃を空けていく。
次々と訪れる当社精鋭たちによるかんぺー地獄も、にこやかになんなくクリアしていく。
さらにかんぺーの合間には日本ペースで手酌酒。
大人の粋だが、それはちょっと危険。
なぜなら久しぶりに歯ごたえのある相手を見つけた当社酒癖悪いオールスターズが舌なめずりして「海量~」(はいりゃん。海のように酒が入っていくという、ちっとも嬉しくないマリンブルーな褒め言葉)とヨイショしながらわらわら寄ってくるからだ。
しかし顔色一つ変えず迎え撃つ日本代表(いつの間に)。この時点で4杯超え。
度数で換算するとビール5リットル分、わしなら2回吐いてるぞ。
そしてスイッチが入ってしまったのか、日本代表は瓶持って中国代表を追いかけはじめた。
数回にわたるバトルの末、中国代表は日本代表の両手を握りしめ、「すまん」
おおあの酒鬼(じゅーぐい。文字通り「酒の鬼」という、絶対に言われたくない称号)がギブしたぞ!
観衆全員からやんやの喝采を浴びながら、彼はただ静かに微笑むのみ。
さあ勝者を囲んでカラオケだ。ハイエースで夜の街に繰り出す我々だったが、彼の様子がおかしい。
さっきまでほぼシラフに近い状態だったのに、頭ががくんがくん揺れ出している。
白酒のまわりはデジタルだ
(c)なめぴょん名言集
徒歩移動、車の揺れ、これらは酒に浸かった頭を撹拌し急激に酔いを進行させるのだ。
いかん、ホテルに戻れ!運転手(東北人のくせに一滴ものめないがものすごく重宝)に叫びUターン。
到着すると案の定身体が軟体化しており、3人がかりで部屋まで担いで行く。
ようやくベッドに寝かせ、枕元にミネラルウォーターを置き、服務員を呼んできて、
「こいつあぶない いちじかんにいっかい みにきてくれ」
とあやしい中国語で指示を与え、そして我々は・・・
バック・トゥ・カラOK (ええーーーーーー)
ばいちゅうのあとはカラOKだと黒龍江省規則と就業規則で決まっているからめいよばんふぁちゃぶどーしゃーいーすざーだらなのだ。
そして2時間後、おそるおそる従業員の合鍵で部屋に入った我々が見たものは・・・
いつのまにかベッドから抜け出てあぐらをかき、無言で床を見つめる彼の姿であった。
視線の先には。
床の上は。
てんこもりです。
己の吐瀉物と対峙し瞑想にふける彼の眼の奥に見えていたのは何だったのだろうか?



