韓国大統領、竹島上陸 日本の中止要請無視、駐韓大使召還へ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120810/kor12081014060008-n1.htm
(産経 2012.8.10 14:05)
 
 【ソウル=黒田勝弘】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が10日午後2時ごろ、日本固有の領土で韓国が不法占拠している島根県の竹島(韓国名・独島)を訪問した。これまで韓国の首相や閣僚の訪問はあったが、大統領の竹島入りは初めてで、日韓関係の悪化は必至だ。
 
 日本政府は、李大統領の訪問計画が明らかになった9日、ソウルの日本大使館を通じて中止を申し入れていた。結果的に申し入れが退けられたことで、日本政府は武藤正敏駐韓大使を召還する方針だ。
 
 李大統領は、実兄の李相得元国会議員が不正資金事件で逮捕、起訴されるなど側近の不正が相次いで発覚したことで求心力が低下。12月の大統領選を控え、政権末期でレームダック(死に体)となっている中、 日本からの解放記念日である15日を前に強硬姿勢を示すことで、求心力を高めたいとの思惑があるとみられる。
 
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120810/kor12081014060008-n2.htm
 李大統領は昨年9月、テレビ番組で竹島に「行きたければ年内でも訪問できる」と述べていた。今年4月以降、韓国の閣僚や与野党の国会議員が相次いで竹島を訪れた。
 
 これに対して、自民党国会議員が昨年8月に竹島北西の韓国・鬱陵(ウルルン)島視察を目指したが、韓国側は認めなかった。
 
 竹島をめぐっては、日本の平成24年版防衛白書が竹島を「わが国固有の領土」と明記したことに、韓国外交通商省が抗議。日本も韓国の国防白書の記述をめぐって抗議している。
 
【号外】韓国大統領、竹島上陸 日本の制止無視(PDF)
[PDF] 
http://sankei.jp.msn.com/pdf/2012/08/0810takeshima.pdf
 
 
■駐韓大使が一時帰国=大統領の竹島訪問に抗議-玄葉外相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012081000849
(時事 2012/08/10-22:10)
 
 玄葉光一郎外相は10日午後、李明博韓国大統領の竹島訪問に抗議の意を示すため、武藤正敏駐韓大使に一時帰国を指示した。武藤大使は同日夜、帰国した。玄葉外相は申※(※=王ヘンに玉)秀駐日韓国大使を外務省に呼んだほか、金星煥外交通商相と電話で会談。「竹島はわが国固有の領土だ。到底認められない」と強く抗議し、「今後相応の措置を取らざるを得ない」と、さらなる対抗措置を講じることを通告した。金外相らは、韓国側の原則的な立場を述べた。
 野田佳彦首相は10日夜の記者会見で、「未来志向の日韓関係をつくる中、極めて遺憾だ。毅然(きぜん)とした対応を取っていく」と強調した。
 また、玄葉外相は記者団に対し、武藤大使の一時帰国の期間について「いつ(韓国に)戻すかは分からない」と述べた。玄葉外相ら同省幹部は11日午前に武藤大使から詳しい報告を聴き、対応を協議する。
 日本側は「未来志向」の関係構築に向け、日韓経済連携協定(EPA)の交渉再開を目指している。枝野幸男経済産業相は10日の会見で、「大変大きな悪影響を与える」と懸念を表明した。 
 
 
■野田首相、11日から夏休み
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012081001221
(時事 2012/08/10-21:35)
 
 野田佳彦首相は11日から、つかの間の夏休みに入る。15日の政府主催の全国戦没者追悼式に出席する以外に特に公務はなく、首相官邸に隣接する公邸で家族と過ごす考え。17日の閣議から公務を再開する予定だ
 首相が政治生命を懸けるとした消費増税関連法は10日、ようやく成立した。しかし、夏休み明け以降の終盤国会で、早期の衆院解散・総選挙を求める野党の攻勢は避けられない情勢。9月には自身の再選が懸かる民主党代表選も控えており、首相周辺からは「疲れを取って、秋の政局に備えて英気を養ってもらえれば」との声が漏れている。 (2012/08/10-21:35)

100均商品から発がん物質 おしゃぶりやゴム製調理具
http://www.asahi.com/national/update/0810/TKY201208090772.html?tr=pc
(朝日デジタル 2012年8月10日7時51分)
 
 100円ショップなどで売られたシリコーンゴム製の調理用品や乳児用おしゃぶりの一部から、化学物質のホルムアルデヒドが溶け出していたことが、東京都豊島区の調査でわかった。ホルムアルデヒドは発がん性が指摘され、調理用品や食器から検出されてはならないと食品衛生法などで定められている

 豊島区生活産業課は「濃度を調べていないので、危険と断定はできないが、問題提起で公表した。しかるべき機関で早急に分析してほしい」と言う。

 豊島区消費生活センターが昨年度の商品テスト結果を公表した。昨年5月と9月、区内の100円ショップなどで、電子レンジ用蒸し器やオーブン用ケーキ型、乳児用おしゃぶりなどシリコーンゴム製品24点を購入して調べたところ、調理用品20点と乳児用おしゃぶり2点の計22点で、ホルムアルデヒドの溶出を示す試薬の反応があったという。

 22点のうち21点は中国製。日本製おしゃぶり1点からも検出された。いずれも100~300円という。シリコーンゴム製の調理用品は、レンジやオーブンで使えるのが特徴で、ここ数年、人気となっている

 ホルムアルデヒドは、合成樹脂の原料や農薬などに広く使われ、35~37%水溶液はホルマリンとして知られている。アレルギーなどを引き起こすシックハウス症候群の原因物質の一つでもある。食品衛生法では、食器やおしゃぶりからの溶出は「陰性」(検出限界未満の値)でなくてはならないと定められている

 シリコーンゴム製品は加工の際、弾力や強度を高めるため添加剤を加えており、検出した22点は、その中の物質が加工の際の熱でホルムアルデヒドに変化したとみられる。ゴム製品に含まれている場合は、使い始める前に5分程度煮沸しておくと、後で溶け出す量が減るとされる。

 慶応大学理工学部の田中茂教授(環境化学)は「簡易なテストだが、調査方法は適切。専門機関が濃度などを詳しく調べるべきだ」と話す。(本山秀樹)

民主風雲急 「野田退陣論」浮上
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120808/stt12080801390001-n1.htm
(産経 2012.8.8 01:37)
 
 消費税増税を柱とする社会保障・税一体改革関連法案の参院採決をめぐり、自民党が衆院解散・総選挙を求めて野田佳彦首相に揺さぶりをかける中、民主党内から首相退陣論がにわかに浮上してきた。首相が解散に打って出るのを思いとどまらせる狙いがあるとみられるが、もはや事態は風雲急を告げている。(坂井広志)
 
 「こうなったら解散か総辞職しかないな…」
 
 仙谷由人政調会長代行は最近、自民党関係者にこう語り、感触を探った

 
 仙谷氏の発言は法案成立と引き換えに「退陣もやむなし」と言っているに等しい。仙谷氏は自民党との大連立論者として知られるだけに「岡田克也新代表のもとで大連立を狙っている」との情報も民主党内を駆け巡った。情報戦の一環との見方もあるが、信憑(しんぴょう)性をもってこうした情報が流れるのには理由がある。
 
 首相の出身グループ「花斉会」は約20人の“弱小派閥”。野田政権を支えてきたのは「花斉会」よりも、むしろ党内グループ「凌雲会」(約40人)に所属する仙谷氏や前原誠司政調会長といえる。
 
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120808/stt12080801390001-n2.htm
 凌雲会の中心メンバーと岡田副総理にソッポを向かれた途端に、代表が辞任に追い込まれる構図は、菅直人政権のときと変わっていないのだ。昨年6月に当時首相だった菅氏に退陣の説得にあたったのも仙谷、岡田両氏らだった。
 
 自民党が8日に参院に首相問責決議案を提出すれば可決される公算は大きい。可決されれば、審議は全面的に止まり、一体改革法案の今国会成立は絶望的だ

 
 解散も首相の選択肢ではあるが、党内の大勢は「解散回避」。首相の外堀は徐々に埋められようとしており、党幹部から「解散阻止」という言葉は出ても「退陣阻止」との言葉は聞かれない。
 
 輿石東幹事長は7日、国会内の幹事長室で周囲に「解散させないことが最優先だ」と強調した。樽床伸二幹事長代行も同日、官邸に乗り込み、首相に「8日の両院議員総会を前に解散を約束したら大変なことになる」とクギを刺した。
 
 首相が窮地に追い込まれているのとは対照的に、抵抗勢力の筆頭格、鳩山由紀夫元首相の鼻息は荒い。7日昼のグループ会合で「慌ただしさが募ってきた。刻々と変化している状況を冷静に分析し行動を決めていく」と結束を確認した。
 
 増税反対の民主党議員による「消費税研究会」の7日夕の会合では、講師に招かれた桜井充・参院一体改革特別委員会筆頭理事がこう皮肉った。
 
 「この何カ月間は何だったのか。単純に言うと民主党が分裂して終わったと。そういうことです」
 
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120808/stt12080801390001-n3.htm
 出席者からは「首相は責任を取って辞めるしかない」との声が飛び出した。桜井氏も「問責決議案は通る。問責が通った方がまた(代表選再選で)首相になったら参院は全く動かないんですよ」と言い切った。
 
 首相周辺は「退陣するぐらいなら解散に打って出る」と強気を装うが、首相が解散戦略を描き切れずにいるのを党内の多くは見透かしている。
 
 
■色あせる首相の言葉
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120807/plc12080700490000-n1.htm
(産経 2012.8.7 00:47)
 
 消費税増税を柱とする社会保障・税一体改革関連法案に赤信号がともった。野田佳彦首相は8日採決で妥協を図ろうとしたが、自民党は衆院解散の確約を求め拒否した。首相に妙案はなく、内閣不信任決議案に慎重な公明党に自民党への説得を期待するしかないのが実情だ。同法案の今国会での成立に「政治生命を懸ける」と繰り返してきた首相だが、土俵際に追い込まれている。(水内茂幸)
 
 「どんなことがあっても絶対に解散はさせない」
 
 民主党の輿石東幹事長は6日午前、国会内の幹事長室に樽床伸二幹事長代行や城島光力国対委員長らを集めた席でこう言い放った

 
 このとき輿石氏らは首相の指示を受けて自民党の要求通り「法案の8日参院採決」を受け入れる方針を決めていたが、「自民党は採決には応じないだろう」と分析。7日に衆院に不信任決議案が提出されても「粛々と否決する」(出席者)ことを確認した。
 
 内閣や民主党の支持率が低迷する中、現時点で解散となれば、民主党の大敗は必至だ。首相周辺には事態打開のため、首相と谷垣禎一自民党総裁の会談を模索する向きもあるが、輿石氏は6日の記者会見で「『解散を確約しろ』という話になるから呼びかけない」ときっぱり否定した。
 
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120807/plc12080700490000-n2.htm
 自民党も一体改革をめぐる民主、自民、公明の3党合意の破棄を辞さない覚悟で解散確約を求めており、軟化の兆しはない。谷垣氏側近は解説する。
 
 「谷垣氏は9月の党総裁選まで座して死を待つより、解散を求め『挑戦』する道を選んだ」
 
 そのための「最終兵器」が参院への首相問責決議案提出だ。野党が多数を占める参院で決議案の可決は確実だ。一体改革法案成立は絶望的となる
 
 政府内からは「3党合意の破棄は政党政治の自殺行為だ」(玄葉光一郎外相)との悲鳴が上がった。
 
 また、6日夜の自民、公明両党の幹事長・国対委員長会談では、自民党側が「強い姿勢で臨んでいるから、事態が動いた」と、歩調を合わせるよう迫ったのに対し、公明党側は「消費税増税法案になぜ賛成するかをDVDまで作って全国に配った。その立場を分かってほしい」と自制を求めた。
 
 もっとも肝心の民主党内からは「法案は通らなくていい。解散する必要はない。9月の代表選で代表を代えればいい」と、半ば公然と首相退陣に言及する幹部まで現れた
 
 求心力の低下を裏付けるかのように、首相が6日午後に広島から戻っても、官邸を訪れる党幹部はいなかった。首相も夕方にはさっさと公邸に帰ってしまうなど、是が非でも一体改革法案を成立させようという気迫は感じられない。何度も繰り返してきた「政治生命を懸ける」という首相の言葉は完全に色あせている