http://www.cnn.co.jp/world/30003483.html
「人間扱いしていない」 中国政府の鉄道事故対応に批判噴出
2011.07.26 Tue posted at: 10:50 JST
(CNN)
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北京(CNN) 中国東部の浙江省温州市で起きた高速鉄道事故に対する政府の対応をめぐり、国内から批判が噴出している。事故が起きた鉄道は25日までに営業を再開したが、非難の声は収まりそうにない。
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23日に起きた事故では停電のため停止していた列車に後続列車が追突。衝撃で6両が脱線し、そのうちの4両が高架から落下した。この事故で米国人2人を含む少なくとも38人が死亡、約200人が負傷した。
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現場には地元メディアの取材陣も駆け付けたが、主要国営紙はいずれも、24日の一面ではこの事故について触れなかった。第一報を伝えたのは中国の「ツイッター」にあたるソーシャルメディア「新浪微博」で、事故に関する最新情報や写真などが次々に掲載された。
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事故後1日以上経ってから鉄道省が初めて記者会見を開くまでに、車内に乗客が閉じ込められているという情報や現場からの写真のほか、落下した車両をブルドーザーで破壊して残骸を埋めたという情報までが伝わっていた。
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ネットでは、犠牲者の数から事故原因に至るまで、鉄道省の発表のすべてに疑問を投げ掛ける声が上がっている。新浪微博には「この国は世界で最も官僚主義がはびこり、最も冷血な官僚たちの温床だ」などのコメントが投稿された。ユーザーが実施した投票では、事故への政府の対応について、回答者の約90%に当たる3万人が「ひどい:我々を人間として扱っていない」を選んだ。
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あるユーザーは新浪微博にこう書き込んだ。「ここは落雷で列車が衝突し、1台の車で橋が崩落し、牛乳を飲めば腎臓に結石ができる国だ。現代の中国は雷雨の中を突っ走る新幹線であり、われわれはみなその乗客だ」