ブラック企業に勤めるサラリーマン・陽彦は、今まさにビルの屋上から飛び降りようとしていた。そこに現れたのは、高校時代の親友・周。最悪のタイミングで再会した周から逃れようとする陽彦だけど、周は陽彦を自宅に連れ帰って至れり尽くせり、ついには「うちに住んだらどう?」と同居を提案してくる。周と過ごす時間を心地よく感じる一方で、陽彦の旨には過去に周を傷つけた“ある出来事”が引っかかっていて…。


【俺、お前に恋してる・・・・・・七年前のあの時からずっと(陽彦)】


エロス度


周と陽彦が紡ぐ恋物語。


高校時代に傷つけてしまった親友との再会ラブもので、ブラック企業に勤め心身共に疲弊していた陽彦が命を終わらせようとしていたときの再会が危機一髪の偶然。


【普通・常識】などに囚われていた陽彦が周に惹かれる気持ちを必死に押し殺す姿が切なくて胸に刺さり、疲弊していた陽彦を今度こそ手放さないように優しく包み癒していく周の執着・愛が尊い。


周や自分自身を蔑ろにしてでも守りたかったものが無意味だやっと気付く陽彦がよかった。