彷徨う記憶と執愛の星

戸田環紀 先生



【魂を見るならば、我々は誰もがみなしごだ(レイモンド)】


エロス度★★★★★


鉄道会社社長・レイモンドと自分に関する記憶を全て失っているアシュリーが紡ぐ恋物語。


アシュリーの失った記憶にレイモンドや関わってくる登場人物がどう関係してくるのか予測するのが面白く、レイモンドに惹かれていくアシュリーや紳士的ながら過酷な過去を背負っていたりアシュリーに対する執着・徐々にアシュリーへの想いを狂おしく切なく溢れさせていくのがツボりました


他にも北沢先生の美麗な挿絵(特にレイモンドの肉体美)が眼福である点や過去が紐解かれた時の衝撃的な点も個人的にはたまらなかったです