{7D1B25AF-2B21-4A8E-92C1-3CFE96D390BE}

〝優人さん、好きです(宮内)〟

〝俺、幸せだ!!(久藤)〟

 エロス度★★★
 久藤×宮内の一日千秋の思いで待ち続けた下巻!

 上巻で、聖とハジメの介入で下巻ではどうなってしまうのだろうかとハラハラしながらページを捲りました。
 どうしようもない巡る運命。それが久藤の幸せならと何歩も引いた感じになっていた宮内ですが、ハジメに秘められた秘密を知り、人為的に造られた運命が本当に久藤を幸せにするのか。打ちひしがれた宮内に葵がかける光を見出す言葉。

〝正しいことしかしない人なんて、人間として正しくないと思う(葵)〟

 本当に葵はみんなを支える素敵なお母さんです!

 ハジメが自分に使用した誘発剤によりヒートに陥る久藤。間一髪で宮内が間に合ったことにより、番にならずに済みホッとしました!

〝それが僕の幸せですから(ハジメ)〟

 うーん、でもハジメが聖にとは。聖とハジメは似ていますね、大切な人の幸せのためならば手段を選ばない部分が。
 あんだけ2人を引っ掻き回して引き際のあっさり感。成長したハジメのイケメンっぷりにハートにズキュン♡

 ヒート状態の久藤との激しい濡れ場♡
 優しくしたいのにできない久藤の葛藤とは反対に、子供ができないことで悲嘆している宮内の場面がとても痛く苦しく、ヒート状態での生殖行為ならばと密かに期待しているのがなんとも言えない切なさが!
 噛み跡が残っているのを嬉しそうに言う宮内が愛しくてシンドイ。

 久藤と宮内の結婚式や描き下ろしには幸せがたくさん詰まっており、機関銃のように愛や萌えが乱射され、次から次へとカタルシスの涙が溢れてきます。
 本当に本当に、2人には心からの祝福を贈りたい!
 久藤と宮内、優一の3人で永遠に続く幸せな家族でありますように!!!!』