「雇用ミスマッチ」とは、ごくごく簡単にいえば、求人サイド(会社側)と求職サイド(労働者側)とのニーズが合わないために、失業状態が生じている、という状態のことです。
賃金だったり職種だったり場所だったり…ニーズがズレてるわけです。
もっと簡単にいうと
恋人募集中の男女5人ずつが合コンしたって5組のカップルができるわけじゃないでしょ
というのと似ています。(労働経済の先生には怒られそうな例ですが(苦笑)
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被災3県(岩手、宮城、福島)の雇用ミスマッチとして、
①建設業のミスマッチ(労働者が来ない)
②水産加工業のミスマッチ(仕事がない)
③女性の仕事がない(②と密接に関連)
という話だと、思いこんでいたのですが…
被災3県のデータを見ると…(平成26年4月分)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shinsai/14/04.html
水産加工業(食料品製造業)については、「求人の充足に努める」というのが概況では書かれていますが、製造業としては産業別新規求人が好調なんだそうで。
求人数としては、4年前に比べ
岩手62.1%、宮城81.4%、福島77.6%
なんですが。
釜石・宮古・大船渡あたりでは、圧倒的に 求人数>求職者数。
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ということは、
②水産加工業のミスマッチ(仕事がない)
⇒というのは誤りで、水産加工業自体は復活してきており、仕事はあるが、労働者のニーズが合わない、ということなのでしょうかね。
初歩的なことなのに、意外によく分かりません。。。