もう10年近く前のことです。
私が夏のキャンプで焚き火用の木の枝が、目に刺さって、失明寸前になった時のことです。
あの時は、救急で近くの総合病院に運ばれていきました。
総合病院では、手術する人の数も多くて、私の緊急手術は深夜になりました。
全身麻酔でオペが終わり、朝方まで深い眠りに入っていたのですが、よく朝の目覚めは看護師さんの声でした。
「無事に手術が終わったんですよ。」
そんな言葉で全てを思い出しました。
手術を終えると一時的に記憶がなくなることがあるようですか、私もそうだったのですが、手術が朝方まで及んたことやドクターがかなり難しい手術を頑張って下さったことを、この看護師さんから聞いたのです。
そう、この看護師さんも手術に立ち会ってくれていたのです。
この方は、私に献身的に尽くして頂きました。
彼女だけではなく、交代で担当される全ての看護師さんを含めて。
一番、嬉しかったことは、視力が完全に戻らず、精神的に滅入っている自分を励ましてくれたことです。
看護というお仕事の身体だけでなく、心身ともに健全になれることを、手助けしてくれる ことだと分かったのです。
それから1ヶ月経ってから、退院することができました。
結果的には、完全に視力は戻らなかったのですが、失明にならなかったことが幸いです。
少なくとも心の失明は、避けることができたことは、看護師さんたちのおかげたと思っています。
