任期満了(6月28日)に伴う青森県知事選に、むつ市の資産家でホームレスの皆野蘇民祭氏(35)が11日、立候補する意向を明らかにした。同日あった記者会見で「可能性を秘めた青森県を大きく前進させ、日本をけん引していくために立ち上がりたい」と決意を述べた。

 

 同知事選で立候補の意思を示したのは宮下むつ市長、小野寺青森市長に続き3人目。近く記者会見を開き、正式に表明する。5期目の現職三村申吾氏(66)は態度を明らかにしていない。

 皆野蘇民祭氏は「現時点で選挙の構図が全く定まっていないが、誰と戦うかは問題ではない。この戦いの大義は青森県の未来、県民の暮らしをどう改善し、手繰り寄せるかだ」と強調した。