もうこの話は時効だと思うので、去年職場でSEとして雇ってたった数ヶ月で解雇になった同僚について書こうと思います。
職場では私の近将来の日本帰国の可能性の都合もありどうしても二人目のプログラマーを採用したくて募集を出してました。実務経験5年以上と後色々な条件があったのですが、応募してきた大半が東アジア系かインド系の移民でした。採用に当たって出身国のバックグラウンドとかは関係ないのですが、とりあえず移民の候補者を数人面接しました。
この前も書いたけど、会社では技術や経歴も大事だけど社風や価値観の合う人を探してました。その中でようやく第二面接をクリアしたのがインドの周辺国出身のSという男性でした。
最初の2週間はインダクションと言って工場や他の部署で仕事を経験してもらい会社に慣れてもらいました。その後ITに来て私と例の上司と働き始めました。私は上司とそのSをつなぐまぁ仲介者みたいな役割で、朝のミーティングとかは私がその人としていました。ただ仕事の指示を出しているのは上司だったのでやり難さはありました。
彼はまずこの会社のソフト開発をかなり批判する事から始めました。こんな技術は古いし誰も使ってない。だから自分はこういう風に変えたいと事ある度に言ってました。彼の言う事はもっともですが、入って間もないSに会社がどうして古い技術を使っているとかいう理由なんて一ミリも分からないのになと私は思ってました。その頃から既に方向性の違いは見えていました。
この会社は肩書きはあまり重視されなくて意外と適当につけているので、Sにもいくつかの候補を提案した上で自分でどういう肩書きが欲しいか上司が聞きました。翌日彼の答えはSenior 〇〇でした。私はえっそんなの候補になかったし。。。と思い上司に報告。上司が直接本人と話しをして現段階ではシニアというタイトルはあげられない事、そもそもシニア職の募集じゃなかったから、今後の数ヶ月様子を見てまた考えようと言いました。するとだって何でも良いって言ったのに今更シニア 〇〇はダメなんて変だと。。。かなり食い下がって、納得した後も数日間引きずってました。
私はこの時から既に何とも言えない違和感がありました。
実際に仕事が始まると私は非常に困難な立場に。二人でSの仕事の進捗具合などのミーティングをしてもずっと携帯をいじってたり、人の話聞いてんの?という事が何度もありました。しかも私が行った事をやらない。いや、正確には私が上司にSにやらせるように言われてる事なので、(その事をはっきり伝えても)わかったという返事はあっても一向にやらない。Sが絶対に知らない会社の仕事のやり方等を説明してもそんなの知っているから説明しなくて良いと。。。
私の前ではそんな態度なのに、上司を含めたミーティングになると急にハキハキ話しをする。初めは上司も新しい職場に慣れるのに時間がかかるだろうと小さい仕事にもかなり余裕ある時間をあげて、出来ていないといえばまた数日間伸ばしたりしてました。
いや、彼に任せたプロジェクトは彼の経歴からすれば全然難しくはないはず。それでも何をしているのか私がちらっと見るといつもネットで何かを検索して読んでいたんです。仕事に関する事を調べていたのは確実ですが、一体何をしてるのか私が聞いても返事はイマイチよくわかりませんでした。
ある時私が突然言われた開発以外の仕事でどうしてもわからない事があって、Sもやったことあると履歴書には書いてあったので聞いてみました。一緒に調べたりしてくれたのですが、結局Sはどの問題に対しても解決策は導き出せませんでした。それだけなら良いのですが、私が見つけた解決法を言うとそんなの間違っているとうのです。いや、っていうか間違ってても何でも現にその解決法でシステムは動いているし、2日以内でということだったのでとりあえずそれで良いと私は思ったのですが。。。ダメですか?
上司は相変わらず私にSの仕事がどうか聞いてきます。直接話してよと思うのに何故か私を通すんですよね。私はメッセンジャーじゃないんだからって何度も思いました( ˘ω˘ ) だからSの事は全て報告していて、途中から上司がもしかして奴は仕事は何も知らなくて何も出来ないじゃ。。。?と言い出しました。Sの前もそういう人だったのでもしかして?という懸念が浮かびます。
数週間経ったある日Sがやっていた簡単な試作のプログラムの進捗について上司とミーティングがありました。普段私にはコードを見せたがらないので私もその時初めて見たのですが、そこのあったのは基本中の基本の数行だけ。これには上司も流石に驚き、一体この数週間何をやっていたんだと問い詰めました。その後そのプロジェクトは保留にして既にあるシステムのプログラミング言語の書き換えを頼みました。超基本的なプログラミングスキルを見るためです。
既存のシステムについては私が説明して質問があればどんな事でも聞くようにと言いました。上司はわからなくて数時間も時間を費やすなら元のシステムを作った私に聞いた方が早いという意図だったと思うのですが、私には見事に何も聞いて来ない。それでも声は掛け続けてましたが大丈夫とか質問があっても的外れだったり。。。(あっなぜ仕様書がないかとかは追求しないでください。デザインや基本の仕組みは全てホワイトボードで説明してSも簡単だと言ってました。)
上司もその進み具合に絶望してSと二人で話し合いをしたみたいです。その頃私は体調を崩して喉をやられて声が出なくなり、その後に超大事な健康診断があったので、医師の勧めもあって大事をとって一週間くらい家から仕事をしてました。その時のコミュニケーションは全てメールでという約束でした。それは私の喉の事もあったのですが上司がやり取りの全ての記録が残るようにしたかったようです。そして上司はわからない事はとにかく私に質問するようにと強く言ったらしいのです。何が何でも期日までに仕上げろと。
今週までにという期限の2日前くらいからようやく私の所に質問のメールが来るようになりました。でも。。。質問のほぼ全てがコード変換したらエラーが出て直せないから直してという依頼。そもそも言われた通りにやれば絶対に出ないようなエラーです。しかも私が腹立たしかったのはエラーが出ると自分で考える前に直ぐ私の所にメールしてきていたんです。私がSに何がわからないのか聞いてみたらまだ見てないからわからないと。。。はぁ?このメールのやり取りも全て上司は見ていました。もちろんBCCだったのでSは知りません。
期日の前日ついに電話がかかってきました。電話はかけるなって言ったのに、よほど切羽詰まってたのでしょう。喉痛いからって言っても悪いでもこれとこれとこれとこれと、を説明してというので仕方なく電話で説明。ところが私の説明にいちいちそうじゃないとか私が理解してないとかいうので、話は進まず。。。
実はこの時すでに上司には自力でやらせてと言われていたので私がSのためにコードを書いて送ることも辞めてました。私がSに電話でここまで説明したんだから自分でやってみて。わからなければ具体的な質問はメールで送ってと言いました。
もう喉痛いから、と電話を切るとメールが。。。
そしてこんな昔のやり方(技術)もう忘れたし、これは古すぎて出来ないみたいな事が書いてありました ( ;∀;) いやあなたに頼んだ仕事は単純な言語の書き換え作業ですけど。
直ぐに上司に電話をかけて状況を説明しました。すると上司はもう何も手伝わないで明日Sに最終的なコードを提出させろと言いました。
でも私も簡単だと思ったけど、もしかしたらとんでもなく難しい事をSにやらせたんじゃないかと自分でも試しにやってみました。プログラミングのロジックを書くのはほぼゼロでただ言語をAからBに書き換えるだけです。3-4時間ほどで彼が3週間以上かかっても出来なかった書き換えがほぼ終わりました。そしてSが散々言ってたエラーは全く出ませんでした。
上司に全てを話して、上司は人事課に彼の解雇についてメールを書いてました。私は最後のSが仕事ができないという証拠固めに加担させられ訳です。。。そのメールを見た後も私はSとは今後についてのメールをしたり、普通に接してました。
まだ試用期間中だった彼の解雇は直ぐでした。私はその日も家で仕事をしていていなかったのですが、後で聞いた話によるとその話し合いの中でSは自分は仕事が絶対に出来るのに、解雇なんて不当だと言い張ったそうです。でもメールのやり取りの証拠が残っていると言うと大人しくなったとか。当然です。
こういうパターンはSで3人目でした。それ以後は会社は募集を停止している状態です。
最後Sに会わずに済んで私は良かったのかもしれません。