先日新宿に所用があり出かけておりまして、その用事が終わったので駅まで歩いていたところ何だかいつも以上に新宿御苑に人が吸い込まれていくのを目にしました。
なんだ?なんだ?と私も釣られて歩いていったら気付いたら入園していました。笑
初めて入ったんですけど、入園料200円なんですよ。安すぎますよ。驚いたわ。
で、入ったはいいんですけど。特に目的もないのでとりあえず人通りの少ない方を歩こうと進んでいきますと何かが目に入りました。
はて。なんざんしょうか。と思いさらに先の方に目をやると・・・
な、なんかいっぱいアルー!!
アンコールワットみたいなのがそこかしこにありますよ!!
カンボジアですか?カンボジア来ちゃいました?もしくは東武ワールドスクエアかな?
近くにあった説明書きを読んでみるとナンチャラカンヤラの木根とのことでした(情報ゼロ)
木の根・・・・なんでしょうか。木ってこうやって大きくなるの?うそでしょ?!(困惑)
いきなり困惑の渦に飲み込まれそうになりましたが、アンコールワット以外の景色は、緑が生い茂り、爽やかで清々しい空気が流れていました。
知らなかったのですが、木の下が涼しいのは、日光を遮ってくれるだけでなく、葉から水分が出て(蒸散ってやつですね)それが空気を冷やす。冷たい空気は下へ流れ込み、逆に暖かい空気は上へ登っていく。そこで空気の流れが生じてそよ風が生まれる。だから木の下はひんやりと涼しいんだそうですよ。へー!へー!
何やら可愛らしい白い花が一面に群生していたり、凛とした印象の薄紫の花が咲いていたり、わりと、なんていうんでしょ、メルヘンチックというか、ちょっと乙女心的な部分がくずぐられちゃったりしてね?ふふふ、これが森ガールってやつ?とか思いながら足取り軽やかに道を進んでいたところ目に飛び込んできたのがコレ。
※皮に麻酔効果のある成分が含まれており魚とりに使われます。
わりと物騒なものが平気で生えてました。
この植物と同じなのか、仲間の植物かはわかりませんが、以前武井壮が無人島で10日間くらいサバイバルするっていう番組で使われてました。
木の皮を剥いで水に浸してしばらく待つと本当に小魚が麻痺して浮き上がってくるし、大きめの魚も弱って水面に上がって来てました。
やはり、わりと、おっかない木のようです。
ずんずんと更に先に進んでいくと、日本庭園ゾーンに辿り着きました。
池・松・桜・橋。これぞまさに日本。こぞって外国人が風景を写真に収めていました。
中でも松の木がとても立派で、秋ごろだと松かさの先?(松ぼっくりができる部分)が茶色や黄色ですがこの日見た松はどれもその部分がきれいな緑色で、新しい生命ってやつをちょっと感じました。
更に進んでいくと・・・・・
桜!
桜!
八重桜!!
もうこれでもか!ってくらいあたり一面八重桜が咲き乱れていました。
どうやら実はこの日、午前中に安倍総理がここを訪れ「さくらを見る会」を催していたのです。
だからこんなに人が多いのか。
でもこれは一見の価値ありだと思います。
気温が暖かかったこともあり、空気も木も芝も、周りのもの全てが「春だよー!春がきたよー!!」と元気に叫んでいるような感じがしました。
不思議と私も心軽やかに、そして心穏やかになりました。
元気がもらえるとはまさにこのこと。自然ってすごいですね。
個人的にはつつじがとても気に入りました。うまく収められなかったのですが、毬みたい真ん丸のつつじがそこかしこに植わっててとても可愛かったです。
すっかりと大自然というか、どこか遠いところへ来た気分になっていたのですが、目線を上げればさすがそこは新宿のど真ん中。
御苑からドコモタワーがしっかりと。
ドコモタワーの他にも高層ビル群が向こう側に見え、自然と現代の融合。
コンクリートジャングルだのと言われる街に緑が広がる。
自然とは無縁な無機物が向こう側に広がる。
都会ならではの風景に何だか不思議な感覚を覚えます。
あとはドラマなんかでもちょくちょく使われてる場所を見て興奮したり。
そして最後は歩き疲れて茶室で抹茶とお茶菓子を頂いてかえって来ました。
大変美味しゅうございました。
いやー、ホントこれで200円ってお得です。お得すぎます。
この日は疲れちゃって全部は回れなかったので、また暖かい日にリベンジに行こうかと思います。
春、楽しい!!