就業規則の必要性 | 久留米市の社会保険労務士 就業規則徹底活用

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久留米市の就業規則専門家 なんば社会保険労務士事務所のブログです。
名刺交換していただいた方や、HPを見ていただいた方に読んで頂きたい内容を書いていこうと思っています。

こんばんは。


今日は一日外出でちょっと疲れました。


でも仕事とは言え、今まで行った事のない場所にいくのは


楽しくもあります。天気も良かったですしね。



というわけでタイトルの話しです。



「就業規則っているんですか?」


「就業規則なんかあると会社が縛られるんじゃないの?」



けっこう聞かれることですが、


もちろん私は必要だと答えています。


話しを聞いて見ると、だいたいは有給休暇を与えることや


残業代を払うことなんかをさして縛られるとおっしゃっているのですが、


昔の会社なら就業規則を作らずに会社独自の法律でもよかったかも


しれません。



でも今はコンビニやキヨスクでも労働基準法の文庫本が売っているような


時代です。


ラジオなんかでも未払い残業代を請求しましょうといったCMが流れています。


働いている人は昔(昔と言ってもほんの10年ほど前くらい)と比べて格段に


知識が増えています。


本当は知っているけど仕事を続けるために我慢して働いているだけです。


普通は我慢している分は仕事中のどこかで手を抜くことでカバーしようと


します。あとは新入社員にモチベーションが下がるようなアドバイスをする


くらいです。



有給や残業代なんかは就業規則に書いていようが無かろうが


法律で決まっている以上、あげなくてはいけないし払わないといけないもの


です。うちの会社はこうだからというのは通用しないジャンルのものです。



なので、お客様に話しをするときは、


「就業規則は法律で決まってない部分が重要です」というような


話しをします。


あげないといけないものをどうしようと考えるよりも、どうせならモチベーションが


あがるようなあげ方を考える方がよっぽどいいと考えているからです。


そういった法律で決まってない部分を運用していこうと考えた場合、


就業規則に会社の方針にあった定めがないと


「法律で許されてる範囲ならどんなやり方でも大丈夫」


といった認識を従業員の方にもたれてしまう可能性もあります。



就業規則は会社を縛るためでも従業員の方を必要以上に保護するため


でも無く、会社の方針や社長の仕事の考え方、評価の仕方、従業員の


権利と仕事上の義務を定めることによって、いきいきと安心して働いてもらい


会社の売上(利益)をあげて安定した企業になるために必要だと思います。