『大震災名言録』 | なまずん×つなガール

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こんにちは。


なまずん事業部の小林です。



本日はある本をご紹介したいと思います。


それは 藤尾 潔 先生の


『大震災名言録』です。




震災の話というのは悲惨な話が多いものですが、


この本は被災地の震災ユーモアを交えて、


避難所やそのボランティアの実情など、


様々な人の体験談や筆者自らの体験を


「ネタ」として「震災をわらう」という格好で


事実を伝えたノンフィクションです。



例えば、以下のような話があります。



【本当の話】

 六時間倒壊したアパートに埋まっていて救出されたあと、


その埃まみれの姿のままボランティアとして基地に泊まり込み、


1か月以上救援活動を続けた神戸大生・A君。


 その話を聞きつけた神戸新聞が取材に来た。


「埋まってるときはどんなことを考えましたか?」


 と聞かれ、


「ヘリコプターの音がバリバリすごい聞こえるけど、ぼくのためかな、


ぼくのうちだけつぶれてたら恥ずかしいな、とか」


「足が痒かったけど、埋まってて手が届かなかった、とか」


「たばこが吸いたかった。右手のとこにあるのわかってたけど、取れんかった、とか」


 といったことを正直に答えたが、


「燃える男」的な想像をしていたらしい記者からはそれ以来連絡がなかった。





このようにクスリと笑えるようなお話が数多く


記されています。



さらに、


「避難所はマスコミに取り上げられると、


救援物資が余るほど送られてくる」


などの災害からの教訓を学ぶこともできます。




興味を持った方は、ぜひ


『大震災名言録』で検索してみてください!





なまずん事業部  小林