30の面白い数学の話と、最後にまだまだある数学の話、合わせて31の話が収められている。
フィボナッチ数列、トポロジー、素因数分解などは少し知っていたけれど、両手の10本の指で掛け算ができるとは知らなかった!
好きな九の段を思い浮かべて、9にかける数と同じ番号の指を折り曲げたら…うわ!ほんとだ!と通勤電車の中で興奮した。
これ、学校で教えて欲しいなあ。
こういう小ネタがあると、「勉強って楽しい」と思えるから。
私が勉強を好きなのはこういう経験があるから。
好きだからといって、必ずしも成績最上位だったり試験に合格したりできるわけではないけれど……。
子供達に教えてみよう。
反応はイマイチかもしれないが、ママは「頭が良い!」って思ってもらえるかも!
『呪術廻戦』と無限の話も面白い。
私は人生で大事なことは大体『少年ジャンプ』で学んだのだが、数学まで学べてしまうとは。
すごいな集英社。
しかし本書の出版社は明日香出版社である。
本当にワクワクする世界だらけ。
例えば、
本の世界は二次元で、私たちの世界は三次元で、ドラえもんのポケットは四次元だが、私がカバンを買うときは13次元!?
あみだくじは掛け算?!
推しのグッズの効率的な集め方?!
数学って楽しい。
こんなの考えたって食っていけない、そう、それはそう。
けれども、少しだけ賢くなれて、ワクワクできる。
それを積み重ねれば、明日が少し変わるかも。
全部を理解できなくても、「おもしろい!」は力になる。