すでに流産の可能性が高いと分かっていた2週間ほど前、夫の扶養家族として健診を受けてきました。
受付で妊娠中と告げ「受けられますか?」と尋ねました。
週数や状況を簡単に訊かれ、検査に進むように言われました。

胸腺についてマンモからエコーへの変更を頼むと
「普段と違うので、専門施設で受けられた方が・・・」と。
今こちらで受けたいと言うと
「正確に検査できないし、痛みも伴いますので・・・」と、あくまでも嫌がられます。
見付からない場合も想定して受け止めるので、勿論クレームも付けないのでお願いしますと言うと
「出産後に検査してはどうでしょう?」と。
授乳してからでは2年先になってしまうし、今の状態を検査しておきたいと言うと
「お待ちください」と、別の人を呼びに。
「分かりました、検査します、どうぞ」と、エコーに通されました。

上半身脱いで横になっているように指示されてから、だいぶ放置されました。
余りに寒いので、脱いだ服を取りに行き、かけてました。
検査自体は、とても丁寧でした。

次に身体測定や視力聴力などを測り、血圧検査、血液検査と進みました。
そして婦人科へ進むと
「事前に申さずに申し訳ないんですが、検査は出来ません」と。
どういうことか尋ねると
「妊娠中は細胞を摂取することで大出血して流産することがある」と。
流産することがあるんですかと聞き返すと、それには答えずに
「出血しても、ここは健診センターなので止血する設備がありません」と。
すぐ隣に大きな病院がありますし・・・と言うと
「妊娠中ですので妊婦健診で受けて下さい」と。
実は高確率で流産の心配がある状況なので、受けておきたいと言うと
「ならばなおさら、こちらではできません」と。
笑いそうになってしまい私が黙ると
「流産が確定したら後日あらためて予約して、検査してもいいでしょう」と言われました。

その後、事務の人などから
「必ず次の検診の日にご報告ください。連絡が無ければ自動的にキャンセルとなります、なるべく市の健診をご利用下さい」などの指示が。
すぐに主治医に確認して検査させようかとも思いましたが、妊娠の継続を祈り、余計な事をするのは止めました。

そして妊婦検診の結果は、厳しい様子見になりました。
主治医からは「妊婦用に綿棒のみの使用でブラシは用いない事、検査して何の問題もありません」と言われました。

おそらく電話では通じないと思い、直接に病院へ。
自分が流産したとしても、これまでの診察で染色体異常ということは明確であり、検査は早く受けておきたい・・・強く訴えました。
だいぶ待ち、再三考え直すように言われましたが結局、検査してもらえました。
ただし「危険を分かって希望したなどの旨を書いて下さい、それと来年からは他所での検査を約束して下さい」と。
これには申し訳ないけど、笑いをこらえることが出来ませんでした・・・
勿論、大真面目に親書を作成しました。
私だってトラブルはゴメンです。

検査はスムースに終わりました。
対応は馬鹿丁寧でした。
こんなに図々しく食い下がる人は、あんまりいないのでしょう。
でも私は、妊娠中でも受けられる検査を受けただけです。
迷惑な客でしょうけど、自分の身体を守るのが健診の目的だと思います。
乳がん・子宮軽がんは、予防が大事でしょう。
この施設は、翌年からは
「妊婦はご遠慮下さい」と明示すればいいと思います。
めでたしめでたし、だと思います。