イスラムの世界を垣間見て | お坊さんが世界一周してやろう

お坊さんが世界一周してやろう

坊さんとしての目をもって
2012年11月3日〜2年半越しの夢だった世界一周に出発!!
色んなものを食べて、色んなものを見て、色んな人に出会って、沢山考えて。立派なお坊さんになるための大きなステップになるような日々を送りたいなぁ。
目指せ、毎日全力疾走!!!

どんなに短かなものでも、誰からでも嬉しいので良かったら気軽にコメント残して行ってください音譜

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朝目覚めてまずはパッキングを済ます。




VISAの期間が15日間しかないイランでは今までのようにゆっくりと旅をしている訳もいかないので、足早に目的地へ移動しないといけないのだ。





そんな訳で、今日は午前中に昨日は入れなかったマスジェデ・エマームへ行った後そのまま午後のバスでヤズドへ向かいますひらめき電球ビックリマーク





ホテルをチェックアウトし、その足でマスジェデ・エマームへあし

拝観料150000リアルを払い遂に中に入ることが出来た目アップ






話に聞いていた通り美しいペルシア建築の佇まいで、また装飾の細微に渡る美しさも見るものを見張ります。


photo:01


また、写真ではわかり辛いですが入り口をくぐった先にある中央礼拝堂が斜め45度右に傾いて建ってあるんやけど、これは中央礼拝堂へ向かって祈りを捧げたる方向がメッカの方向を向かうように作られているんだと。


こういう建築様式を見ると、やはりここは人々の祈りのために建てられたということが伝わってきます。



イスラム教のモスクはその建築美と装飾から観光地としても大きく脚光を浴びているのですが、それ以上に人々の祈りの地としての役割が大きいことを感じます。


インドのブッダガヤ、エルサレムの聖墳墓教会も仏教やキリスト教における非常に重要な祈りの場所ではあったけど、その祈りのために観光客を足止めすると言うことはなかった。



でも、イスラム教のモスクは一週間に一回は必ず入れない日があるわけで、しかもそれは貴重な観光資源になっているにもかかわらず禁止にしている。
それだけイスラム教徒にとっての祈りって言うのは大切なものだということを実感します。


実際、エルサレムの岩のドームなんかは異教徒は入ることを許されていないしね。


こうやって文章だけで見ていると、さもイスラム教が異教徒に対して排他的であり、仏教やキリスト教が寛容と捕らえられるかもしれない。でもそんなことを感じたわけでは無く、ただイスラム教徒の自分たちに対する厳しさ、そして宗教が自分達の本当の意味での生活の一部としてあるんだと感じます。





うーん、うまく書けないね(*_*)





イスラム教の話を書いたところで思い出した話を一つ。


カイロで出会った人でこれからサウジアラビアに行くという人がいた。
サウジアラビアは今は一般の日本人には観光VISAがおりないんやけど、その理由が日本人がメッカやメディナに行きまくってたからおりなくなったらしい。

メッカは知っての通りムハンマドが生まれ育った地であり、みんなが祈りを捧げる方角でもあるイスラム教でもっとも神聖なカーバ神殿がある。イスラム教の5つの行いの内の一つとして、一生のうち一度はメッカへ巡礼に行きなさい、というくらいイスラム教徒にとっては大切な場所。もちろん経済的な問題などもあり、一度も訪れることが出来ない人もいる。カーバ神殿には異教徒が立ち入ることが出来ないんやけど、そこに日本人が興味本位で行きまくってたから駄目になったということみたい。まぁ、メチャクチャ失礼で恥ずかしい話よね。

そんな訳で今は日本人でもイスラム教徒であり、なおかつしっかりとした手続きを行った人はツアーを組んで訪れることが出来るらしいです。



で、そのカイロで会った人たちは別に自分がイスラム教徒である訳でもないのに(飲酒をするし、お祈りもしません)日本でイスラム教徒の証明を取ってきてサウジアラビアに行くんだという。

なんかね。凄く残念で憤りを覚えるような出来事だった。その場で何か言おうかとも思ったけど、自分の考えをぶつけたところで僕はイスラム教徒でもない訳やからどうもならんと思うし。
でも同じ日本人でそんな心無いことをする人たちがいることを本当に残念に思いました。

多分長期で旅行している人や海外旅行が好きな人って、みんなが自分の知らないことを知りたい。見たこと無いものを見てみたい。人がしてないことをしたい。

そんな特別感を味わうことを楽しみにしている人が多いと思う。僕自身もそうやと思うし、それ自体は否定することじゃないと思うんやけど、それでもやっぱりどこかでしっかりとした線引きは必要じゃないんやろか。
その土地の文化やルールを侵すようなことはやっぱりあってはならないと思うわけで。勿論知らず知らずのうちにそのルールに触れてしまっていることはあると思うけど、今回の件は明らかにそれをわかっての行為だけにちょっと許されることじゃないんじゃないかと思ってしまう。









さて、随分話が脱線してしまいましたが元に戻して





そんな訳で、昨日あんな大勢の人たちが祈りを捧げていたとこに今自分がお金払って入ってることがちょっと滑稽に思ってしまいます( ̄□ ̄;)!!

まぁ、貴重な観光資源ですからね。

photo:02


中央礼拝堂

これがメッカの方向を向いてるんやけど、ここの作りがまた凄い。
天井のドームが非常に複雑な形をしていて、このドームの真ん中に立ち音を出すと反響して1秒後位に山彦のように音が跳ね返ってきます。

photo:03


そんなん忍者村行ったらあるがな!!っ手思われるかもしれへんけど、この荘厳な雰囲気の中でのこの経験って、中々不思議で面白いもんよ!!

photo:04


ちゃんとご丁寧に石で真ん中の印もついてます笑


ただ、こんなに音が響くところでクルァーンを読んだら跳ね返りまくって今がどこで何読んでるかわからんくなりそうやけどどうもないんやろか??



そんなことを思ったマスジェデ・エマームでしたにひひひらめき電球









いったん宿へ戻り荷物を持ってバスターミナルへ行き、いざヤズドを目指しますバス




が、バスチケットが取れない( °д°)



窓口のおっさんもめんどくさそうにNO!っていうだけやから腹たってしつこく聞いてたら、座って待っとけといわれる始末。

NO!やったところが座って待ってたらOKになる理由が俺には分からんけど、取りあえず大人しく待ってると



COMECOME!!!


っておっさんに呼ばれる。



あれ、まだチケット買ってないけど大丈夫なんか??


なんか俺と同じような境遇のイラン人がいっぱいいたみたいで、みんながバスに群がるんやけど、そんな人数分席があるわけも無くあえなくフル( ̄□ ̄;)!!


と思ってたら、イラン人たちが運転手に先導され次々とバスの下のトランクへ入ってくえっあせる




嘘でしょ…




まさか俺ここのらなあかんのか???




そんな懸念をしてたけど、結局そこもいっぱいでこのバスには乗れへんからまた一時間待っとけと汗




いやいや、この調子やと一時間待っても乗れんでしょ叫び


しかもあの暗闇に乗り込んでく自信も覚悟も俺には無いぞ…




そんな風に不安に思いながら待ってると



なんとさっきのバスの運ちゃんが俺を呼びに来て、たまたま一席あいてたとこに乗せてくれた!!!

奇跡!!これはマジで奇跡や!!!


一気にテンション上がったのもつかの間、しっかりと上増し料金取られました笑






そんな訳で、現在ヤズドへ来ています。

ここヤズドは拝火教として有名なゾロアスター教の街らしいです!!

ゾロアスター教についてはまた明日。


それではまた明日


taka



最後まで読んでいただきありがとうございますチョキ
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