ひろさちやさんの講演から その1

つぶやき

 

公演は、それぞれのテーマに対する結論(極論)をズバッと話され、

聴衆がテーマの答えと結びつかなくエッと思考を整理したり、なんの

ことだろうかとポカンとする間があって、テーマと解が結びつくように

解説されていきます。

このポカンとさせることでことで聴衆を捉まえ、ご自身の理解した知恵

を展開されます。上手いテクニックでした。

 

原因を追求することは空しい。

例えば、子供のけんかの原因を追究し、悪いと判断した方に謝らせ

仲直りをさせるというケースで、どこまで原因が追究できるのか。

原因をだどっていくと、最後は言語能力を持っている子の方が正しい

ということになるだろう。

そのように判断し裁定した先生の行動は、それでよいのか、正しいのか。

 

二人の間のこれまでの数々の関わり(縁)が重なり、そのときのけんか(因)

となったと考えるべきなのです、、、。

 

因縁とは、諸々の縁がかさなり事象(因)が生まれるますと仏教の因と縁

を解きほぐしてくれます。

 

それともう一つ、「今日の聴衆の皆さんは貧乏人ですね」と云って、

なぜなら、世界の標準でいう金持ちとは資産50億円以上ですと。

貧乏人らしく、「小欲知足」、欲を少なくして、足る(満足)する心を持ちなさい

と仏教の教えを説きます。

 

ところで、桜を見る会のこと。

政治家は「小欲知足」なんて気は全くなし、「貪瞋痴」の限りを尽くしている

ように見えますが、仏の教えなんて知らぬ存ぜぬ。

でも、今の与党の票田、資金源を組織的に各種教団の関連組織が支えて

いるようですが、いいんですかね宗教教団のお坊さんとしては、、、。