歴史もの

こんなとき、あんな本

 

本屋大賞シリーズから

 

このシリーズ、歴史ものが少ない。

2004~2017年1~3位、41作中、以下の4作である。

のぼうの城(2009年2位)、天地明察(2010年1位)、ピエタ(2012年3位)、

村上海賊の娘(2014年1位)

 

なまずの好みでは、、天地明察がダントツで良い。

のぼうの城は、戦国時代のある城攻めの物語、大将は大愚者か賢者何れか。

村上海賊の娘は、娘の行動がはちゃめちゃ過ぎ、それを面白いと読めば楽しめる。

「いちびるな」を「調子に乗るな」と当てたのには、上手い訳だと感心した。

ピエタは、18世紀ベネツィアの修道院での物語、孤児を能力・適正に応じ育成し

修道院を維持していく。

 

歴史の事柄を物語にするには100年の時を要すると司馬さんは語っていた。

事柄に関わっていた人たちの子孫がおり、その子孫が史実を受け入れるまで

に3世代の時を待たねばならないと。

ということで、100年以上前を舞台にしたものを歴史ものとした。