くさったときのバッタ

こんなとき、あんな本

 

ウニはすごい、バッタもすごい  本川 達雄

 

 森友学園の値引き問題、会計検査院の調べで根拠が不十分との

結論だった。それならなぜそのような値引きが実行されたのか

当事者を呼んで解明すべきではないかと自民党と公明党の選良

たちは考えないのだろうか。

首相夫人がどうのこうのなんてことは、どうでも良い。

会計監査院が根拠不十分だとした行政の行為を解明し、

国民に報告すべき責務が国会議員にはある。

この国の政党政治・民主主義、どうなっているのか、

とくさっている~゜・_・゜~である。

 

 こんなときは、別世界の話題に限ると本書を手に取った。

なまずは高校生のとき生物を取っていないので、この本に

書いてある事柄は新鮮でおもしろい

特に第2章 昆虫大成功の秘密(節足動物門)は面白く読んだ。

 

  先ず体を覆う固い殻、これは外骨格で体を支える、内部を

保護する機能を持つ。

保護する機能は、外からの衝撃など物理的な力から体を

守ること、有害な化学物質や病原菌から守ることに加え、

地上生活での乾燥から守る役割がある。

 

 この外骨格を形成するのがクラクチで英語でキューティクルで、

シャンプーの宣伝に出てくる髪の表面を覆ている層である。

 

 このクラクチが三層構造になり、クワガタの固い外骨格を成して

いるとのこと、図とともにその詳細な構造が説明されている。

 

 また、ハエ・カ・ハチなどは100~1000ヘルツという高い

周波数で羽を動かし、小さい羽根で自在に飛ぶ。

この羽を動かす仕掛けが上手くできていて感心する。

 
 気門の仕組みも素晴らしい、進化とは不思議だ!

 

 ナマコやウニには興味はわかないが、昆虫の世界は結構

面白いかも。