わかりやすい文章を書く
ゆらぎを整える(その11)

 文章のゆらぎをなくして、すらすらと読めるようにします。
ゆらぎの例を以下に示します。

 ・用字用語を統一する
 カタカナ表記の外来語の場合、ストラクチャーとするのか、
ストラクチャとするのか。
原子力発電問題と原発問題の混用とか、用語を統一して書く
ことです。

 ・ですます調を統一する
~である、~だ調で書くのか、~です、~ます調で書くのかと
いうことです。
ですます調がビジネス文では、無難な書きかたです。

 ・同じ言い回しに統一する
 トリノオリンピックの女子フィギュア競技で頂点に立ったのは
荒川選手、前評判の高かったスルツカヤ選手は、銅メダルに沈み、
コーエン選手は今回も銀メダルのコレクションを増やしました。

 文章で書かれた情報には、上記のような無駄に文学的な言い回し
をすることが多い。

 ビジネス文では、もっと単純に表現する。

 「トリノオリンピックの女子フィギュア競技では、金メダルは
荒川選手、銀メダルはコーエン選手、銅メダルはスルツカヤ選手
が獲得した」のように書けばよい。


推薦図書&参考文献:
 図解 大人の「説明力!」 開米 瑞浩